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ワシントン条約で規制されている木材を不正輸入か 老舗楽器店・取締役の男逮捕

06/25 16:29 配信

 国際条約で規制されている木材を不正に輸入しようとしたとして、老舗楽器店の取締役の男が逮捕されました。
 関税法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪市中央区の「三木楽器」の取締役磯部壮容疑者(47)です。

 磯部容疑者は1月、ワシントン条約で規制されているツルサイカチ属の「ローズウッド」1枚をパラグアイ共和国から関西空港に不正に輸入しようとした疑いが持たれています。

 警察などによりますと、磯部容疑者は輸入する際に条約の規制対象外でギター材料の1つである「パーフェロー」としてうその申告をしていましたが、税関職員の検査で段ボール箱から「ローズウッド」の板50枚が見つかったということです。

 警察の調べに対し、磯部容疑者は「正規に手続きをとることなく輸入していた。三木楽器ブランドのギターの材料として使用して販売したかった」と容疑を認めています。「ローズウッド」を輸入するためには輸出許可証が必要で、2017年にワシントン条約で全面的に規制されています。 

最終更新:06/25 17:38

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