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被告は一貫して関与否定 6年前の会社員男性殺害事件 検察と弁護側の主張対立
06/25 19:26 配信
殺人事件の裁判で、検察と弁護側の主張が真っ向から対立しています。
起訴状などによりますと、大阪府羽曳野市の無職、山本孝被告(48)は2018年2月、自宅近くの路上で、会社員の平山喬司さん(当時64歳)の背中を刃物で刺し、殺害した罪に問われています。
警察は山本被告を逮捕しましたが、鮮明な防犯カメラ映像や凶器などの直接的な証拠は見つかっておらず、山本被告は一貫して関与を否定しています。
25日の裁判で、検察はドライブレコーダーの映像などから「犯人は住宅街の住民で犯行前に被害者のことを監視していた」とし、「山本被告以外には不可能」と主張しました。
弁護側は「犯人が住宅街の外から入った可能性もある」として「検察の立証構造の前提が崩壊している」と反論しました。
裁判は結審までに残り12回の期日が設定されています。
最終更新:06/25 19:26