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「地獄に落ちろクソゴリラ」 同級生からのいじめ“重大事態”も…小学校の認定は約7ヵ月後 転校余儀なくされた保護者らが提訴 兵庫・芦屋市

07/16 19:10 配信

 兵庫県芦屋市の小学校で、児童がいじめを受け転校を余儀なくされたのは、学校側の対応が遅れたためだなどとして、保護者らが市に損害賠償を求める訴えを起こしました。

 訴状などによりますと2021年、当時小学4年の女子児童は、同級生から自分の悪口が書かれているというメールの文章を見せられました。

「吐き気する!」「地獄に落ちろクソゴリラ」

 しかしこの文言は、同級生が別の同級生をあおったことで書かれたものでした。

 その後、女子児童の保護者は「同級生が近づかないようにしてほしい」などと学校関係者らに訴えましたが実現せず、しだいに不登校になった女子児童は小学5年の3学期に転校しました。

(原告代理人)
「(小学5年時の診断で)低栄養による不整脈等が起きる可能性がありますと。命に関わる可能性があると告げられた」

 学校側が「重大事態」と認定したのは、いじめ発覚後から約7ヵ月後で、保護者らは学校側が適切な措置を怠ったため被害が長期化し、転校を余儀なくされたなどとして市に540万円あまりの賠償を求めています。

(保護者)
「(娘は)中学生になって学校には通えるようになっていますが、最低限のつきあいしかしない人間関係の作り方が続いています」
「娘だけがいろんなものを失って苦しんで終わりということになってしまって、後悔だけはしたくなかったので提訴にいたりました」
「こういう形をとろうと思うけどどう思う?と話したときに『やっと何が起きてたか明らかになるからホッとしている』と彼女は言いました」

 芦屋市は「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。

最終更新:07/16 19:10

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