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米軍ヘリ不時着「警告灯の点灯」が原因 故障の有無は報告なし 日米共同訓練に参加の機体 和歌山・橋本市

07/29 17:52 配信

 不時着したヘリコプターの警告灯が点灯していたことがわかりました。

 28日午前8時半すぎ、和歌山県橋本市東家の紀の川の河川敷に、アメリカ軍のヘリコプターが3機不時着しました。

 ヘリの乗組員は現場に駆けつけた消防に何らかの故障があったと説明して、2時間あまりで飛び立ち、周辺への被害は確認されていません。

 その後の取材で、ヘリは滋賀県の陸上自衛隊饗庭野演習場で先週まで実施されていた日米共同訓練に参加していた機体で、不時着の原因はヘリの警告灯が点灯したことによる緊急着陸だったことが分かりました。

 防衛省・近畿中部防衛局によりますと、ヘリはその後、目的地に無事到着したものの、機体が故障していたかどうかは報告がないということです。

 和歌山県は防衛省に、アメリカ軍へ今後は速やかな情報提供や、安全管理に万全を期すよう防衛省に申し入れを要請しました。

 また平木哲朗橋本市長は、「予告なく市民の近くに軍用機が降りてくること自体市民に不安を与える行為で、人命に関わる重大事故につながる可能性も否定できない」としてアメリカ軍に原因の究明と危機管理の徹底を求めています。

最終更新:07/29 17:52

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