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「初戦は少し硬かった」男子バレー黒星スタート 負けられないアルゼンチン戦 攻略ポイントは? 元日本代表・清水邦広さん解説【パリ五輪】
07/29 18:43 配信
メダルの期待が大きい男子バレーボール。初戦はフルセットの末、ドイツに敗れました。負けられない第2戦のポイントを、元日本代表の清水邦広さんが解説します。
(Q.ドイツ戦は悔しい結果となりました。)
1セット目に関しては、オリンピックという大舞台の雰囲気もあったのか、入りが少し硬かったです。逆にドイツはグロゼル選手中心に勢いづいて、日本が受け身にたってしまったことが敗因だったと思います。
(Q.次の相手は、東京オリンピックで銅メダルのアルゼンチンです。攻略ポイントは?)
1.相手のブロックポイントを減らして、ブロックカバーを増やす
初戦のブロックによる得点を見てみますと、日本は8点に対して、ドイツは18点でした。ブロックポイントを増やすのはなかなか難しいので、カバーをして相手のブロックポイントを減らすことが大事なってきます。
2.相手のブロックをかわして攻撃
要警戒なのが、MB・ロセル選手のブロックです。石川祐希選手と同じチームに所属していました。お互いに手の内を知り尽くした同士なので、その駆け引きにも注目です。
3.粘り強いディフェンス
カギとなるのが、L・山本智大選手です。オリンピック前のネーションズリーグ大会でもベストリベロに選ばれており、「世界ナンバー1」の称号を得ています。取れないんじゃないかと思うところでも、食らいついてボールを拾ってくれることで、「粘り強いバレー」「泥臭い1点」につながります。
(Q.注目選手は?)
OH・石川祐希選手
トスがネットから離れた場所に上がっても、石川選手は空中でのバランスボディーバランスが良いので、そのままスパイクを打ててしまいます。また、体幹が良いので相手のブロックもより見え、いろんなバリエーションでスパイクを打てます。
OH・髙橋藍選手
レシーブがリベロ並みです。日本は実質、「リベロが2人」です。山本選手とコートにいたら、ボールはなかなか落ちません。
OP・西田有志選手
強烈サーブが特徴です。相手に流れがいきかけたときに、サーブでポイント取ってくれる選手。ここぞというときに、絶対にポイント絡んでいくのが西田選手のサーブです。
アルゼンチン戦は、日本時間31日午後8時に試合開始です。
清水邦広
バレーボール・大阪ブルテオン所属
日本代表として北京・東京五輪に出場
(『newsおかえり』2024年07月29日放送分より)
最終更新:07/29 18:43