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残業代を低く抑える給与体系 サカイ引越センターの社員ら6人が未払い残業代求め提訴 「労働者のことを考える会社になってもらいたい」
08/28 06:00 配信
引っ越し大手「サカイ引越センター」が残業代を低く抑える給与体系を採用しているとして、社員と元社員あわせて6人が、未払い残業代などの支払いを求めて提訴しました。
訴えを起こしたのは、「サカイ引越センター」の作業員兼ドライバーの社員と元社員あわせて6人です。
訴状などによりますと、サカイ引越センターは、引っ越し件数などに応じた手当を「出来高払い」の扱いとする一方、基本給を抑えることで、時間外の割り増し賃金を安くする仕組みにしているということです。
原告らは、こうした仕組みが不当だとして、未払い残業代約1800万円に、会社への制裁金にあたる付加金を加えた、あわせて3600万円あまりの支払いを求めています。
(原告側代理人)「(Q.原告はどういった思いで提訴したのか?)労働者のことをちゃんと考えてもらっていなかったから、この裁判を機会に、ちゃんと労働者のことを考える会社になってもらいたいと、自分(原告の1人)は思っていると」
サカイ引越センターは、「訴状が届いていないので回答を差し控えます」とコメントしています。
最終更新:08/28 06:00