関西ニュースKANSAI
万博開幕まで200日だが…「紙チケット」でいまだ迷走中 使用できない「除外日」めぐり大阪府市と協会で隔たり ペット同伴入場は不可で決定
09/13 19:53 配信
大阪・関西万博の開幕まで200日あまりですが、いわゆる「紙チケット」について、大阪府市と万博協会の間で隔たりが埋まっていません。
13日は、会場の夢洲で大阪・関西万博の大屋根リング完成の記念式典が行われ、リングのデザインを手がけた藤本壮介さんが登場しました。
(藤本さん)「1周つながるというのはまさにリングにとっても象徴的な出来事。世界の様々な多様な国々・人々がここで一つにつながって思いを一つにして未来を作っていく最初の一歩になるのではと感じている」
13日は、いわゆる「紙チケット」の運用方法について理事会で話し合われました。
現在、混雑緩和のため万博のチケットはwebサイトで購入する電子チケットしかありません。電子チケットは、日時の指定が必要なほか「購入方法が難しい」といった声が上がり、売り上げが伸び悩んでいます。そこで、手続きが簡略化された「紙チケット」が来月からコンビニや旅行代理店で販売されることになっていて、購入時に日時指定をするものと、予約なしで入場できるものとが想定されています。
予約なしで入場可能な紙チケットについては、混雑回避を目的とした「除外日」の設定をめぐって大阪府市と万博協会で意見に大きな隔たりがありました。
万博協会側は、ゴールデンウイーク、6月からお盆までの土日祝日、お盆から閉幕までの全期間、午前11時より前について、紙チケットでの入場は不可とするよう提案していました。一方、大阪府市は「除外日」は作らないよう提案していましたが、協会に譲歩する形で、ゴールデンウィーク、お盆から閉幕前の1ヵ月間、11時より前は入場できないようにする案としました。
ただ、これでもまだ折り合っていません。13日の理事会では話がまとまらず、協会の十倉雅和会長に一任する形となりました。
(理事会後の吉村知事)「(府市としては)GW、お盆、最後の1ヶ月間は除外日にするべきだと」
(横山市長)「とりまとめの時期は定かではないが、可能な限り早く協議していきたい」
また、猫を飼っている松井一郎前市長が実現したいとしていたペット同伴については見送られることになりました。
(吉村知事)「実現したかったけど否決になったというのは残念に思う」
(吉村知事)「『命輝く未来社会のデザイン』というテーマを考えると、ペットとの共生は重要というのは今も変わりなく持っている。大阪ヘルスケアパビリオンでペットとの共生について考えるイベントを開催する」
最終更新:09/13 20:02