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いまだ目標の36%…万博入場チケット販促に秘策 ふるさと納税の“共通返礼品”へ調整 府内約30の自治体が「前向きに検討」

09/16 17:24 配信

 大阪府が万博の入場チケットをふるさと納税の「共通返礼品」とすることを視野に調整していることがわかりました。

 「共通返礼品」とは都道府県内の特産品を、産地ではない自治体でも返礼品にできる制度です。

 万博会場は大阪市此花区の夢洲にあり、大阪市がいわゆる“産地”にあたることから、市は入場チケットを返礼品にしようと検討中です。

 「共通返礼品」になれば、会場がない大阪市以外の自治体も扱えるようになります。

 府は、府内の43あるすべての市町村に、入場チケットを共通返礼品として採用する意向があるかを確認。約30の自治体から「前向きに検討したい」との回答があったということです。

 万博の前売りチケットをめぐっては、販売目標を1400万枚と設定しているものの、11日時点の販売枚数は約36%の約499万枚と伸び悩んでおり、紙チケットの販売も予定されています。

 府の関係者は「共通返礼品になれば、結果としてチケットの販売促進につながる可能性がある」としています。

最終更新:09/16 17:24

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