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皇族用の貴賓室保存へ、駅舎の見学会開催 奈良県橿原市の畝傍駅

09/20 19:14 配信

 天皇や皇族用の貴賓室が備わる奈良県橿原市のJR畝傍駅で、駅舎の民間での活用を視野に、20日、事業者向けの見学会が開かれました。
 奈良県橿原市にあるJR畝傍駅は、1940年に建てられた木造の駅舎で、老朽化などを理由に一時、建て替えが検討されました。
 一方、駅舎の一角には、天皇や皇族が橿原神宮などの参拝の際に利用された貴賓室があり、地元住民らが、歴史的に価値のある建物だとして、保存を求めてきました。
 そこで橿原市は、駅舎の活用を希望する民間事業者がいないか、先月から募集を始め、20日、参加を検討する10社が現地を見学しました。市は、来月11日まで参加を募り、今後、事業者が決まれば、JRから駅舎を無償で譲り受けた上で、早ければ2028年にも開業を目指すとしています。

最終更新:09/20 19:14

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