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なぜこのタイミング? 立憲・新代表に野田佳彦氏 自民は“怖い存在”と警戒 党内は「維新との候補者調整」に期待か【政治アナリスト解説】

09/23 18:05 配信

 23日、立憲民主党の代表選が行われ、新たな党の顔には野田佳彦氏が選ばれました。なぜこのタイミングで再び野田氏となったのか、政治アナリストの伊藤惇夫さんに伺いました。

(Q.野田氏が選ばれた理由は?)
 党内に人材がいない。自民が低迷しているチャンスのときでも、党の支持率が伸びないので、演説能力も高い野田氏に頼らざるを得ない。また野田氏は日本維新の会の勉強会にも呼ばれているため、「野田さんなら選挙で維新との候補者調整もできるのでは」と、党内で期待を集めている。

(Q.他党はどう見ている?)
 自民からすると、野田新代表は「怖い存在、強敵」だと思っている。維新は先ほども触れたように、野田氏なら「話し合いができるんじゃないか」という期待感がある。

(Q.野田氏の今後の思いは?)
 天敵の小沢一郎氏にも頼まれているので、捨て身で党を立て直す。政治家として最後の勝負として挑むだろう。

 ABCテレビ・木原善隆コメンテーターは「野田氏は『ぶれない』という印象がある。安定感や経験は申し分ないが、刷新感はない。ここが立憲民主党の弱点で、民主党が政権を失ってから12年たち、政権を担ったことある人材がどんどんいなくなってる。ここで巻き返しを図らないと、限界が来始めてる」と語りました。

 野田氏が新代表となった立憲民主党が、今後どのように変わっていくか注目です。

最終更新:09/23 18:05

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