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吹奏楽部の部費約23万円を着服した大阪府内の市立中学校講師を懲戒免職処分 大阪市府教育委員会

09/24 18:21 配信

 大阪府教育委員会は24日、吹奏楽部の部費約23万円を着服するなどしたとして、羽曳野市立中学校の講師を懲戒免職処分にしたと発表しました。

 ほかに個人情報の漏えいや、生徒に対する不適切発言などで教職員や講師、あわせて3人が減給などの処分になっています。

 府教委によりますと、羽曳野市立中学校に勤務する42歳の講師は5月から6月にかけて、自身が顧問を務める吹奏楽部の部費のうち約23万円を財布に入れて持ち帰り、私的に使ったということです。

 この講師はほかにも6月に林間学校の経費を引き出す名目で事務職員から通帳と銀行員を預かり、中学1年生の学年会費の口座から4回にわけてあわせて60万円を引き出しました。

 横領した金は主にSNSでの配信者への「投げ銭」に使われていて、すでに全額返金されています。

 講師が7月に3週間病気休暇を取得していた際に教頭が口座を確認したことで発覚したということです。

 講師は動機について「自分の手持ちのお金がないときに一時的に借用するつもりで現金を持ち帰った。すぐ戻すつもりだった」「回数を重ねるごとに罪の意識が薄れ、くり返してしまった」と話しています。

 これらのことを受け、府教委は24日付けでこの講師を懲戒免職処分にした上、羽曳野署に被害届を提出し、受理されているということです。

 府教委はこのほかに、私用のUSBを使って担任する児童の個人情報を学校外に持ち出し、交際女性に漏えいするなどした寝屋川市立の小学校教師(25)と、女子生徒に授業中「好きだ」と言うなど性的な言動を複数回くり返した府立高校講師(54)を1か月の減給処分に、帰宅途中にバイクで交通違反の指導を受けたにもかかわらず自分の免許証ではなく妻の免許証を見せた吹田市立中学校講師(57)を戒告処分にしています。

最終更新:09/24 18:21

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