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「保津川下り」転覆事故 船頭の落水による操縦不能が原因 運輸安全委が報告書

09/26 12:15 配信

 京都府亀岡市で去年、「保津川下り」の船が転覆した事故で、国の運輸安全委員会は、舵を空振りした船頭が川に落ち、操縦不能になったことが事故の原因だとする調査報告書をまとめました。

 去年3月、亀岡市で「保津川下り」の船が岩場に乗り上げて転覆し、乗船していた29人全員が川に投げ出され、船頭の男性2人が死亡しました。

 調査報告書では、船頭が舵を水面上で空振りし、バランスを崩して落水したことで、船が操縦不能になったと事故の原因を結論づけ、転覆から通報までに30分を要した連絡体制の不備などを指摘しています。
 「保津川下り」は事故後、全ての船に無線を搭載し、舵の「ずれ」を防止するロープの設置などの再発防止策を講じて、去年7月に運航を再開しています。

最終更新:09/26 13:54

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