関西ニュースKANSAI

　１０月２７日に投開票を予定している衆議院選挙での野党候補の一本化案について、日本維新の会の吉村洋文共同代表は一定の理解を示しました。

　立憲民主党の野田佳彦代表は次の衆議院選挙に向け、自民党の「裏金問題」に関与した議員が支部長を務める選挙区では、野党間で候補者を一本化する必要性を唱えています。

　これに対し維新の吉村共同代表は３０日、「それぞれ支部長として活動している中、調整は大変な作業で、簡単にはできない」とした上で、「（立民）野田代表が言う『裏金議員のところは候補者を一本化して勝負をかけていく』というのは一定合理性があり、筋が通っていると思う」と述べました。

　吉村共同代表の一方、維新の選挙実務を担う藤田文武幹事長は「難易度が高い」と慎重な姿勢です。

　同日の記者会見で「裏金議員のところは一本化、という意見は拝聴に値する」としつつも、「正々堂々とそれぞれの政策を訴えて、政権の過半数割れ（を目指す）につきるかなと思う」と述べました。

　実現の可否については、立憲の幹部と引き続き協議を続けていくとしています。