関西ニュースKANSAI

　大阪・ミナミのホストクラブ店の店長の男が、女性客を泥酔させ、その後に未払いの飲食代として約１０８万円を脅し取ったなどとして逮捕されました。
　警察が捜査で押収したパソコンには、「一撃講習」と記載された犯行のマニュアルとみられるデータが見つかったということです。

　監禁や恐喝などの疑いで逮捕されたのは、大阪市中央区にあるホストクラブ「Ａｒｉａ」の店長、澤井健太容疑者（３７）です。

　警察によりますと澤井容疑者は去年６月、元従業員らと共謀し、２０代の女性客を泥酔させた上でシャンパンを注文させたということです。

　女性客に未払いの飲食代を背負わせた後、大阪市内のホテルで監禁した上「消費者金融で上限マックスまで借りれるだけ借りろ」などと脅迫し、女性に約１０８万円を借りさせて脅し取った疑いが持たれています。

　警察が押収した元従業員のパソコンには「一撃講習」というデータがあり、再来店の見込みのない客から最大限売り上げを上げるための手法が書かれていたといいます。

　また、データには金の借り入れ方法やターゲットにする女性客の条件が記載されていたということです。

　警察は澤井容疑者らの認否を明らかにしておらず、このホストクラブ店が組織的な犯行を繰り返していたとみて調べています。