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「どんな教養してんだ!」「俺の資料に触るな」 京都府警トップのパワハラ疑惑 幹部は「みんな一度は洗礼を受けていると思うよ」と明かす

10/02 17:24 配信

 京都府警トップの本部長が部下に「殺すぞ」などと暴言を吐いていたとされる問題で、本部長が就任した当初から高圧的な言動が常態化していたことがわかりました。

 部下に対し、突然「殺すぞ」と暴言を吐いたのは、京都府警のトップ白井利明本部長です。業務についての説明を受けた際、不快感を示して怒鳴ったといいます。京都府警によりますと、こうした訴えが複数あり、パワハラに該当する可能性があるとみて8月下旬から調査を進めていました。

 白井本部長は、富山県警本部長や警視庁の総務部長などを経て、去年3月に京都府警に着任しました。就任当初は「重責に身が引き締まる思いであります。職員と共に治安(維持)の邁進に全力を尽くしたい」などと述べていました。

 ただ、就任当初からパワハラを疑わせる言動があったといいます。京都府警の幹部は「(白井本部長は)来たときから派手にやらかしていたからねぇ」「みんな一度は洗礼を受けていると思うよ」と話します。
 
 府警幹部が不適切な事務処理があったことを報告に行ったときには「どんな教養してんだ!俺に見せてみろ!こんな教養しかしてないから不適切になるんだ」「(担当者を)連れてこい!」と暴言を浴びせられたということです。また、資料を開いて白井本部長に渡すと「気を使うな、俺の資料に触るな」と怒鳴られることもあったということです。

 浮かび上がるパワハラ疑惑。「殺すぞ」と発言したことに対し白井本部長は「私から部下職員に対する不適切な発言があったことは事実であり、大変申し訳なく思っています。この件については関係者の方もおられ現在調査を受けている立場でもあるので詳細は差し控えます」とのコメントを発表しました。

最終更新:10/02 19:47

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