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標的は店舗から個人宅へ 相次ぐ緊縛強盗事件にどう対策する? 鍵かけても注意が必要
10/17 20:06 配信
関東地方で、住宅に押し入り身体を縛るなどしたうえで金品を盗む強盗窃盗事件が相次いでいます。専門家は、店舗よりも住宅が狙われるようになってきていると指摘します。
関東地方で相次ぐ強盗窃盗。これまでは、高額のものを狙って店舗に入る例が多くありましたが、最近は高齢者などの住宅に押し入る事件が多くなっています。先月18日以降、東京、千葉、埼玉、神奈川の各都県で合わせて8件発生しています。いずれも、高齢者などの住宅が狙われています。
なぜ、店舗から住宅にターゲットが移り変わっているのでしょうか。元埼玉県警捜査1課の佐々木成三さんは以下の可能性を指摘します。
・貴金属店の防犯意識が高くなったため簡単に盗めなくなっている
・店舗強盗を募る"闇バイト"に人が集まらなくなった
こうした強盗への対処では、玄関に鍵をかけていても注意が必要です。16日に起きた千葉の白井市の例では、1階の窓ガラスが割られ、男2人が侵入しました。横浜市の事件でも、玄関脇の窓ガラスを割って複数人が侵入したとみられています。
また、白井市の例では、事件前に不良品買い取りなどに関する電話が多かったということです。金目のものがないか話をする男が来たと証言する人もいます。
元埼玉県警の佐々木さんは、標的は"闇リスト"で選ばれている可能性があると指摘します。訪問や電話によって、一人暮らしかどうか、金目のものはあるかどうかなどを、世間話の中でさりげなく聞き出してくるということです。
これを受け、対策としては以下のような例を挙げました。
・知らない人とあまり世間話をしない
・敷地内に人感センサーをつける
・インターホンで若い男性の声を流す
同様の事例は各地で相次いでいて、油断のできない状況が続きそうです。
最終更新:10/17 20:06