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京都・宇治市の「萬福寺」本堂など3棟が国宝指定へ 黄檗宗の大本山 アーチ状の蛇腹天井など独自の建築様式を評価
10/18 19:09 配信
京都府宇治市にある黄檗宗の大本山・萬福寺の本堂などが、新たに国宝に指定されます。文化審議会は、萬福寺の本堂にあたる「大雄宝殿」と、「法堂」「天王殿」の計3棟を国宝に指定するよう、文部科学大臣に答申しました。
萬福寺は江戸時代に中国からきた高僧・隠元隆琦が創建した寺で、禅宗の1つである黄檗宗の大本山です。アーチ状の蛇腹天井など中国仏教建築の手法が採り入れられていて、日本の既存の手法と合わさった独自の建築様式が評価されました。
また、京都市にある洋館「旧村井家別邸・長楽館」や、和歌山県高野町にある金剛峯寺など6件が、国の重要文化財に指定されます。
最終更新:10/18 19:09