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JR西日本、ローカル線の赤字額は年度平均233億円 近畿の収支率ワーストは加古川線の西脇市ー谷川

10/29 19:20 配信

 JR西日本は1日平均の乗客数が2000人未満のローカル線の経営状況を発表しました。

 JR西日本は29日、コロナ禍前の2019年度に1日平均乗客数が2000人未満だったローカル線17路線30区間の2021年度から2023年度の平均の収支を明らかにしました。

 発表された路線はすべて赤字で、赤字額は年度平均で約233億円です。

 近畿では、兵庫県の加古川線の西脇市と谷川の間で営業費用約2億6000万円に対し、収入は約1000万円で収支率は5.3%と最も低くなっています。

 近畿ではこのほか、山陰線の城崎温泉と浜坂の間の収支率が11.5%、紀勢線の新宮と白浜の間では14.2%、播但線の寺前と和田山の間が30.4%などとなっています。

 JR西日本管内全体では広島県の芸備線、東城と備後落合の間が収支率0.8%と最も低くなりました。

 JR西日本は「人口減少による過疎化や道路網の整備などで、これらの路線は大量輸送という鉄道の特性が十分に発揮できていない。最適な地域交通体系を今後、地域の方々と議論していきたい」としています。

最終更新:10/29 19:20

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