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「現場の作業員任せにしていた」900キロの鉄製ラックが落下し男性が一時重体となった事故 会社と支店長を書類送検 神戸・ポートアイランド

11/01 14:18 配信

 4月に神戸市のポートアイランドで、トレーラーから鉄製のラックが落下し、衝突した歩行者の男性が一時重体となった事故で、トレーラーを使用していた会社とその支店長が書類送検されました。

 労働安全衛生法違反などの疑いで書類送検されたのは、神戸市中央区の中古車販売会社と30歳の男性支店長です。

 会社と支店長は、法律で定められた「安全運転管理者」を選任しないまま「作業計画」を定めずに従業員に作業をさせた疑いが持たれています。

 この事件では、コンテナの上に鉄製のラックが放置されたままのトレーラーが道に出ようとしてラックが落下し、歩行者の当時60歳の男性に衝突しました。

 鉄製のラックは重さが約900キロあり、男性は一時意識不明の重体となっていました。

 警察の調べに対し、支店長は「現場の作業員任せにしていて、事故にならなければ大丈夫という甘い考えで業務管理をしていた」と容疑を認めているということです。

 これまでに、トレーラーの運転手とラックを下ろし忘れた従業員の2人が逮捕・起訴されていて、ともに有罪判決を受けています。

最終更新:11/01 14:36

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