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大阪市立小学校で児童ら39人が“ヒスタミン食中毒” 給食の「なまりぶしのしょうが煮」が原因か

11/15 23:27 配信

 14日、2つの大阪市立小学校で、給食の「なまりぶしのしょうが煮」を食べた児童や教職員あわせて39人が体調不良を訴えました。

 大阪市教育委員会によりますと、14日、阿倍野区と平野区にある2つの市立小学校で、給食で提供された「なまりぶしのしょうが煮」を食べた児童34人と教職員5人が唇の腫れや赤み、のどの違和感、息苦しいなどの体調不良を訴えたということです。いずれも軽症で、救急搬送された人はいません。

 市教委が学校に保存されていた「なまりぶしのしょうが煮」を検査機関に提出したところ、高濃度のヒスタミンが検出されたということです。

 厚労省によりますと、ヒスタミンはマグロやカツオなどの赤身魚を常温に放置するといった不適切な管理をすることで生成され、高濃度に蓄積された食品を食べると食中毒を発症することがあります。

 市教委は、「なまりぶしのしょうが煮」に入っていたカツオによるヒスタミン食中毒とみて詳しい原因を調べています。

最終更新:11/15 23:27

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