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介護保険料が全国一高い大阪市 予防推進プロジェクトチームが初会合 「高齢者の転倒予防に運動を」有識者が提案
12/02 22:22 配信
今年度から3年間の介護保険料が全国で最も高くなった大阪市は介護予防を推進するためのチームを立ち上げ、今後の施策の課題と方向性を議論しました。
今年5月、厚生労働省は今年度から3年間の介護保険料について全国で最も高かったのは大阪市の9249円と発表しました。
この発表などを受けて高齢者の健康寿命を伸ばすため、大阪市は「介護予防推進プロジェクトチーム」を立ち上げ、外部有識者を交えた初会合を開きました。
外部有識者は大阪市による2022年度の高齢者実態調査で介護・介助が必要になった原因について「骨折・転倒」が最も多かったことが「大阪市の大きな特徴」と話しました。
また、転倒を予防するためには筋力とバランスの複合的なトレーニングが必要だとして、教室やスポーツ施設で適切な指導を受けるのが望ましいと提案しました。
(横山市長)「介護をご利用いただかないことが介護保険料の低減につながっていく。ご高齢のみなさんが元気に過ごしていけるような具体的な政策展開ができたら」
大阪市は今後、介護予防事業の推進と参加率の上昇を目指し、来年度予算の編成に向けて具体的な政策を作成していくとしています。
最終更新:12/02 22:22