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虚偽決算を金融機関に 約4900万円をだまし取った疑い 元社長と経営コンサルを逮捕 建物保守管理の「ベンリッチ」
12/05 16:42 配信
粉飾した決算報告書を金融機関に提出し、不正に融資を受けたとして、大阪府警は建物の保守管理などを担う会社の元社長と、元銀行員の経営コンサルタントの2人を逮捕しました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、破産手続き中の会社「ベンリッチ」の元社長、山口博巳容疑者(59)と、経営コンサルタントの平井登容疑者(50)です。
2人は2021年の8月から9月にかけて、ベンリッチの経営状況が赤字で、債務超過に陥っているにもかかわらず、経営状況が良好だと装う虚偽の決算報告書を神戸市内の金融機関に提出し、約4900万円の融資をだまし取った疑いが持たれています。
警察は、2人の認否を明らかにしていません。
警察によりますと、ベンリッチは平井容疑者と、経営全般に関するコンサル契約を結んでいたといいます。
また、関係者によりますと、平井容疑者は元銀行員で、遅くとも2009年以降、ベンリッチに経営を指南し、粉飾に関わっていた可能性があるということです。
平井容疑者は逮捕前、ABCの取材に対し「(粉飾を)やったことは事実。ただ、自分のためにやったわけではない。(ベンリッチの)事業継続のため」と話していました。
最終更新:12/05 16:42