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四国大規模停電 安全装置作動後 復旧作業中に四電-関電間で調整ミス 両社が国に報告書提出
12/06 17:24 配信
先月、四国一帯で起きた大規模停電について、関西電力送配電は四国電力送配電とともに、原因の調査結果と再発防止策を盛り込んだ報告書を、経済産業省に提出したと発表しました。
先月9日午後8時20分ごろから約1時間半、四国4県で最大36万5300戸の大規模な停電が発生し、徳島県では高齢女性2人が転倒するなどして病院に搬送されました。
関西電力送配電によりますと、本州と四国を結ぶ送電線の一部で電気の流れが急増したため四国側の電力供給を止める安全装置が作動しました。
その後も関西電力送配電と四国電力送配電が復旧作業中に調整ミスがあり、両社の認識がなかなかかみ合わなかったということです。
想定外の操作に対する対応力が不足していたことなどが、復旧が遅れた原因としています。
また再発防止策として、関西と四国の申合書の記載内容の見直しや、運用者のレベル向上のため教育内容、訓練内容を改善することなどをあげ、それらを盛り込んだ報告書を、経産省に6日に提出したということです。
最終更新:12/06 17:24