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不倫関係を認め謝罪 女性との性的関係めぐり解決金500万円を支払って和解した大阪・岸和田市長 「裁判に至ったことを私が謝罪して、解決金100万円を払うというのが当初の和解勧奨の内容だった」

12/06 22:05 配信

 女性との性的関係をめぐり、解決金500万円を支払って和解した岸和田市の永野市長が6日、女性と不倫関係にあったと説明し、謝罪しました。
 また、当初は100万円で和解してはどうかと裁判官から提案があったことも明かしました。

 女性側の代理人弁護士によりますと、永野市長は1年半にわたり府内の女性に対して性的関係を強要していたとして女性に提訴され、先月和解が成立していました。

 永野市長はこれまで、秘匿にされた裁判の内容については話せないとしていて、所属する大阪維新の会は4日、永野市長に対し「離党勧告」処分を出しています。
 翌5日に永野市長は報道陣の取材に対し、「さらなる説明責任を果たすためにもう少し話したい」と述べ、和解内容について開示できるかどうか女性側と協議する考えを示しました。

 6日の会見では、市長でありながら女性と不倫関係にあったと説明し謝罪しました。
 永野市長は、「(女性と)対等な人間関係だと思っていたが、世間から見ると年齢的なものもあるし、公人であるとかもあるので、上下関係があると言われてもしかたない」としていますが、関係については「セクハラとかパワハラにあたるようなものではない」と述べ、性加害については改めて否定しました。

 また解決金については裁判官から当初は100万円で和解してはどうかと提案があったと明かしました。
 (永野市長)「裁判に至ったことを私が謝罪して、解決金100万円を払うことで和解してはどうかというのが当初の和解勧奨の内容でした」、「先方からは1000万円という話があった。僕はいくらでも協力したい気持ちはあるが、僕にも支払いの限界があるので、そういった意味もこめて500万円ぐらいであればなんとか、となりました」

 これについて女性側の代理人弁護士は「こちらから1000万円という金額を提示したのは事実。和解をするにあたり、裁判所とは原告・被告個別に話をしているので、向こうが裁判所から100万円という金額を提案されていたかわかりません」としています。
 永野市長は「しっかり尽くしていきたい」として市長職を続ける考えで、市議会は9日の本会議で、市長に再度説明を求める方針です。

 また大阪維新の会は永野市長に対し、8日までに説明責任が果たせなければ「除名」するとしていて、週末には、綱紀委員会を開き改めて処分について検討するとしています。

最終更新:12/06 22:05

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