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脳障害がある男性 死亡前日に自宅売却契約 不動産会社社長を書類送検 大阪

12/09 16:40 配信

 重度の脳障害がある男性が、死亡する前日に結んだ自宅を売却する契約をめぐり、警察は不動産会社社長の男性を書類送検したことが分かりました。
遺族は男性を刑事告発していました。

 大阪市の不動産会社社長の男性(66)は2022年6月、重度の脳障害があった柳発秀さん(当時51)の自宅を売買する契約書を偽造した有印私文書偽造の疑いなどがもたれています。

柳さんは契約書が結ばれた翌日に死亡しています。

遺族は契約書が発秀さんの死亡後に偽造された疑いがあるとして今年6月、男性を刑事告発しました。

捜査関係者によると9日、不動産会社社長を書類送検したということです。

契約をめぐる民事訴訟では、契約書に柳さんの直筆の署名が無いなどとして大阪地裁が5月、会社側に2150万円の支払いを命じています。

遺族はABCテレビの取材に対し、「(書類送検で)新たな一歩、前進できたかなと思っています」と話しています。

最終更新:12/09 16:40

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