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「こんにちはハニー。私はWHOの船医をしている」 高齢女性がSNSの「ロマンス詐欺」で1億円超被害

12/25 12:33 配信

 大阪府内に住む70代の女性がSNSで知り合った外国人を騙る人物に、1億円を超える現金をだまし取られる被害に遭いました。警察は恋愛感情を抱かせて金をだまし取るロマンス詐欺事件として調べています。

 警察によりますと、大阪府に住む70代の女性は去年11月、SNSを通じて「デビッド」を名乗る人物から連絡がありました。

 その後、「こんにちはハニー。私はWHOの船医をしている。働いていたカナダの会社から退職金を受け取る予定だったが船に乗っていて受け取れない。代わりに受け取ってほしい」などと言われ、約47万円を振り込んだということです。

 さらに「デビッド」から「黒海を航行中に海賊に襲われている。WHOは海賊から身代金を『用意しろ』と言われるのを恐れて私の口座を凍結した。娘に仕送りしたくてもできない」、「麻薬組織に資金を提供したと疑われて逮捕された。無実だが弁護士を雇う必要がある」などと連絡があり、女性はネットバンキングで合わせて約1億980万円を振り込んだということです。

 警察は恋愛感情を抱かせて金を騙し取る「ロマンス詐欺」事件とみて調べています。

 また、大阪府に住む60代の女性はSNSで知り合った自称スペイン人の男に暗号資産を購入するよう勧められ、約1億6500万円をだまし取られる事件も発生しています。

 男は女性を「妻」自身のことを「夫」と言って連絡を取り合っていたといい、警察が投資名目のロマンス詐欺事件として捜査しています。

最終更新:12/25 12:33

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