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徴収した水道料金約1000万円を横領か 神戸市が水道局職員を懲戒免職処分
01/31 16:24 配信
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神戸市水道局の男性職員が、徴収した水道料金約1000万円を横領したとして、懲戒免職処分になりました。
31日付で懲戒免職となったのは、神戸市水道局・西部水道管理事務所に勤務していた男性職員(54)です。
神戸市によりますと、男性職員は2015年10月から2022年2月にかけて、神戸市内の事業者から62回にわたって徴収した、滞納水道料金あわせて1055万円を横領したということです。
男性職員は通常2人体制の徴収業務を上司に断りなく1人で実施し、金額の異なる2つの納付書を作成し、差額を横領するなどしていたとみられています。
2022年5月に、事業者から「書類に記載された未納額と実際の未納額に差がある」という旨の申し出があったことで事態が発覚しましたが、男性職員に聞き取り調査をしたところ男性職員は横領を否定。
先月、水道局が改めて聞き取りをしたところ、「お金に困っていたので横領をしてしまった」「頑張って料金徴収していたのに、管理職が認めてくれなかった」と横領を認め、弁済の意思を示したということです。
水道局は業務上横領事件の「関係人」として男性職員を刑事告訴していて、水道局によりますと、男性職員は27日付で業務上横領の罪で起訴されたということです。
神戸市水道局は「組織として管理を徹底できていなかった。水道料金の横領という重大な事案に対してお詫び申し上げる」とコメントしています。
最終更新:01/31 16:27