関西ニュース天気予報天気予報政治経済国際社会スポーツ

関西ニュースKANSAI

関電子会社 環境省事業で約2億3089万円を水増し請求 2008年から水増しか 「コンプラ意識が欠如」過去の金額は把握できず

05/02 18:30 配信

 関西電力の子会社が環境省から受託した事業で、7年間にわたり約2億3089万円を水増し請求していたことがわかりました。

 関西電力の子会社で環境に関する研究や土木工事などをしている「KANSOテクノス」は去年9月の発表で、2023年度に環境省から受託した環境保全事業で、人件費など約1860万円を水増し請求していたと明らかにしました。

 その後外部の弁護士が過去の請求分を調査したところ、2017年度から2023年度の7年間、同事業の中で約2億3089万円を過大に請求していたことが明らかになりました。

 過大請求の主な費目は、
(1)実際には働いていない従業員の人件費
(2)会社が保有していない機器の使用料
(3)(1)と(2)にかかる一般管理費
 の3つです。

 KANSOテクノスは同事業の受託を開始した2008年から水増し請求していたということです。

 一方で、社内の資料保管期間は7年で、2017年以前の正確な金額については把握できないとしています。

 KANSOテクノスはコンプライアンス意識が欠如していたため起こったとしていて、今後、環境省と過大請求した金額の返還方法などを協議する方針です。

 KANSOテクノスは、岡田達志代表取締役社長ら役員3人について2~3カ月間、月額報酬20%の減俸とし、関係する従業員に対しても厳正な対処をするとしています。

最終更新:05/02 18:30

関西ニュースヘッドラインKANSAI

もっとみる

天気予報WEATHER

関西の天気

くわしくみる

天気

2025/05/17(土) 13:36現在

全国ニュースJAPAN

提供:ANN NEWS