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「私たちの子どもがなぜ命を奪われたのか」 神戸・連続児童殺傷事件まもなく28年 土師淳くんの父親が語る、被害者支援への思い

05/23 19:01 配信

神戸連続児童殺傷事件の被害者遺族が思いを語りました。

(土師守さん)「私たちの子ども、次男がなぜ彼に命を奪われなければならなかったのか、という問いに関して、私たち自身が納得する回答をずっと求め続けています」

医師の土師守さん。28年前に神戸市須磨区で起きた、当時14歳の少年による連続児童殺傷事件で、次男の淳くんを殺害されました。

それ以降、守さんは犯罪被害者遺族として「全国犯罪被害者の会」(通称「あすの会」)で、被害者支援のための活動を続けてきました。

あすの会は、被害者の権利を初めて明記した「犯罪被害者基本法」の制定や、被害者が刑事裁判で被告に直接質問したり、刑の重さについて意見を言ったりすることができる「被害者参加制度」など、犯罪被害者の権利向上に貢献してきましたが、課題はまだ多く残されているといいます。

(土師守さん)「例えば、損害賠償金の国による立替制度ですとか、犯罪被害者庁の設立とか、新あすの会として求めていることは、まだまだ達成されていませんので」

加害者から支払われる「損害賠償金」。踏み倒されることも多く、守さんは国による立替などを担う「犯罪被害者庁」の設立を訴えます。

ことし2月には、あすの会の中心的存在だった岡村勲弁護士が亡くなりましたが、思いも背負って被害者支援の拡充を求める活動を続けています。

(土師さん)「岡村先生のような活動はもう難しいだろうと思うが、岡村先生の遺志をできるだけ引き継いで、残されたメンバーでできることをきちんとやっていきたいなと思います」

最終更新:05/23 19:01

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