必殺仕事人2012

あらすじ

新たに本町奉行所に転属となった渡辺小五郎 その前に現れた謎の男・弥勒坊燕斎の正体とは!?

南町奉行所見廻り同心・渡辺小五郎(東山紀之)は、新たに設けられた本町奉行所に転属となった。新しい上司・増村倫太郎(生瀬勝久)から命じられたのは、遊郭の裏座敷に設けられた違法の賭場への潜入捜査だった。

女郎買いの客になりすまし、にぎわう賭場に潜り込んだ小五郎の前に、弥勒坊燕斎(高橋英樹)なる男が現れる。燕斎は、「世の為、人の為」を合言葉に、幕府の普請役から次々と大きな土木仕事を受注していると噂の「塵尽会」の棟梁だ。燕斎の姿を見た小五郎は驚きを隠せない。というのも、燕斎は、常磐津の師匠をしている花御殿のお菊(和久井映見)の知り合いの男だったからだ。お菊が「仙吉さん」と呼んで慕う燕斎だが、小五郎は、只者ではない雰囲気を感じ取ったのだった。

一方、小五郎とともに賭場を訪れた 経師屋の涼次(松岡昌宏)は、ひょんなことから家出娘のお春(剛力彩芽)を助けて一緒に逃げるはめに。やんちゃなお春の扱いに困った涼次は、仕立て屋の匳(田中聖)にお春を押しつけてしまう。好きな人に会いたい一心で家出したというお春にほだされた匳は、しばらく家に置いてやろうと決めるのだが、これが思わぬ結果を招くことになり……。

そんな矢先、小五郎は、増村からまたも潜入捜査を命じられる。 その先は、なんとあの「塵尽会」だった!

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