古民家の玄関にて

感電しなかったかな、なんてつい心配する。
古い電灯の傘が、重い巣を背負わされたために、
バランスを失ってしまっている。
でも電灯は、迷惑そうな顔しながら、
本当はとても嬉しいのではないだろうか。
私には、なんだかその気持ちがよく分かる。
懐の深い玄関で出逢った、気になる風景だった。


 
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Photo&Essay:Shuji Enmando