水がぬるんでくると、 淡いピンクの花びらが湖のあちらこちらを取り囲んで、春の訪れを知らせます。 まだ葉をつけないベージュ色の山肌に、水の青と調和しながら、桜が主張をしはじめます。 花見は、船から見上げるのが最高だ、というのは漁師たち。 春は北へ北へとのぼってゆきます。