たたら場の面影

金屋子神社の近くを流れる小川に見つけた「のろ」
のろとは、たたら作業中、
炉から掻き出される鉄の不純物である。
赤く溶けた砂鉄が、冷やされてそのままの姿で固まり、
こうしたカタチとなる。
手に取ると、
そこに大地に埋もれかけた人の気配を感じた。

 
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Photo&Essay:Shuji Enmando