かつてアイヌの人々が「大地の果てるところ=シリエトク」と呼んだ知床。 半島根もとの斜里岳から先端に向け羅臼岳(1660m)を最高峰に三ツ峰、 サシルイ岳、オッカバケ岳、南岳、知円別岳、東岳、硫黄山、知床岳へとつながり、海とひとつになる。 開拓地跡の森を抜けると、連山最高峰の羅臼岳から硫黄山の山並みが視界に広がった。 その堂々とした姿を、私たちはいつまでも見ていた。幸せだった