■舞台では、ミュージカル「緋色の欠片」のゲネプロ(本番どおりの最終稽古)の最中です。いよいよ明日初日。来たれ来たれ。
■現在1月15日の夜。先日、自分の所属するある集団(あ、白状します、劇団です)の打ち上げの2次会でカラオケに行き、尾崎豊の「15の夜」を歌ったら思いのほかウケました。盗んだバイクで走ったことなどありっこないのにね■エンジンのついた2輪車に乗った経験といえば、学生時代、MONKEYというちっちゃな原付を友人から借りて大学の近所の荒物屋に芝居の看板描きに使う絵の具を買いに行き、前輪跳ね上げてエンストして以来ないわけで・・・。そういう身の上で、行き場のない不良少年をとても具体的に描写したあの歌詞をガナるのは相当照れくさいしサムイのですが、まあ酔ってたんで許してください■本当はね、同じオザキの歌でもどちらかといえば「卒業」を歌いたかったのです。こっちも、校舎の窓ガラス壊してまわるなんて、自分の青春の実態と全くかけ離れた世界ではあるのですが。でもカッコイイんだもん■春三月は卒業シーズンですが、今年三月はテレビ界でもいろいろ卒業がありそうです。よくありますよね、三月とか九月の改編期に、番組のエンディングで司会者が、「実は、○○さんは今夜でこの番組を卒業されることになりました!」なんて突然宣言して、で、○○さんが花束もらって挨拶するってシーン。僕もこれまでのテレビの仕事の中で幾度も「卒業」の段取りを決め、立ち会ってきました(自分が人事異動で卒業させられたこともたびたび)。でも基本的にフクザツな場面ですよね、どう考えてもあれは■近頃は「テレビ界の裏事情」的な情報も結構出回ってますからどなたでもある程度想像がつく通り、「卒業」の理由にはいくつかのパターンが考えられます。この春には、不況の影響による経費削減のあおりを受けての「卒業」などというのもひょっとしてあるかもしれません■新聞でもよく扱ってるし、現にNHKの教育テレビが放送時間を短縮したり、民放でも再放送がやたら増えているのでお気づきかと思いますが、今、放送界はかなりの緊縮財政を迫られています。あの、超大物タレントが司会を努める老舗のベルト番組も終了するそうですし、関西でも、「えっ、あの番組が!?」というような有名番組がいくつか終了するとかしないとか■何とか番組打ち切りは免れても、その後に今度は大幅な経費削減が待ち受けているわけです。もしその手段として「卒業」を考えるならば、それは、制作側にとってはてっとり早くてしかも減らせる金額が明快、という側面も否定できなかったりなんかして・・・全く嫌なご時世です(あくまで仮定と想像の話ですよこれは)■前にも書きましたが、こういう時こそ、タダで楽しめる娯楽である民放テレビが元気に頑張って、世の中を少しでも明るくしないと・・・なんですが(涙)■kancho
- 個別ページ
- |
- 2009年01月15日木曜日