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MONO「少しはみ出て殴られた」をより楽しく

■劇団鹿殺し『青春漂流記』、大好評の中幕を閉じました。神戸の元町高架下商店街(劇中では通称"モトコータウン")から生まれたアイドルグループ「モトコー5」の栄光と挫折と魂の復活の物語。モータウンとジャクソン・ファイブが作品世界の下敷きですね■全編華やかな楽曲に乗せて展開する物語なのに、最後あえて音楽をなくし、俳優の生の叫びと肉体表現で構成したラストが素敵でした。えーと、決してメジャーな作品ではないですが、僕の記憶に強く残る映画、「SRサイタマノラッパー」(2009)のラストシーンを想起しました。邦画史上に残ると一部で絶賛されるラストです。こちらはDVDで観れます。ご興味あれば一度・・・。

  土田.jpg■さて、ラジオ告知のご案内・その2。京都の劇団、MONOの代表・土田英生さんに先日稽古の合間を縫ってお越しいただき、ABCラジオの情報番組『イベント倶楽部』で、MONO第39回公演『少しはみ出て殴られた』の紹介をしていただきました。土田さん、相変わらず各方面のお仕事で超多忙のご様子でしたが、一番自分を表現できるのはやはり自分の劇団の舞台なんだとか■今回は『境界線』をめぐる物語だそうですが、録音後、進行役の上田アナとの間でこんな話をしておられました。・・・スポーツで、日本のチームが韓国と戦ったら日本を応援する。でも韓国がアメリカと戦ったら、同じアジアの韓国を応援する。境界とか、その根拠となるアイデンティティって実はとても相対的で曖昧な存在だよね・・・。なるほど。これはスケールを小さくしていっても同じことで、地域、町、家、個人・・・人間は境界線を作らずにはいられない生き物なのかもしれません。そんな話・・・かな?大阪公演は、3月8日(木)~12日月、全6ステ。楽しみです。

■『イベント倶楽部』、土田さんがゲストの回は、2月27日(月)20:30から、1008kHz・ABCラジオにて放送。近畿地方にお住まいの方は、パソコンやスマホでも聴けます。radiko.jpにアクセスしてください。(艦長)

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2012年02月17日金曜日
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