■詳しくは後日お伝えしようと思いますが、昨日、ある葬儀社さんにお邪魔して、いろいろお話を伺ったりして参りました。もちろん、来月7/20(金)~23(月)のABCホールプロデュース『目頭を押さえた』に関連する用事です■日本のお葬式のあり方は近年大きく様変わりしてきました。あ、■それで思い出したのですが、お葬式同様、結婚披露宴のスタイルも変化していますよね。いまや、仲人あるいは媒酌人を立てて行われる結婚式は1割に満たないそうです。新郎の上司が媒酌人として二人の経歴を披露し、新郎新婦の職場の重鎮が一人ずつ主賓として祝辞を述べ、最後にもう一人の大物が登場してようやく乾杯へ・・・みたいな『職場重視型』のフォーマルな披露宴は激減しているようです。代わって、形式にとらわれず、新郎新婦がアイデアを出し合って親しい友人と共に和気藹々と楽しむ、みたいな手作りのパーティが増えているとか。結構なことです。が、この傾向が高じて、「仲間で盛り上がりたいから」と、娘の結婚披露パーティに呼んでもらえなかった父親がいるのを僕は知っています■本題の前に思わず愚痴ってしまいましたが(あ!)、お葬式の話に戻ります
■自分が若かった頃を思い出すとですね・・・。たとえば職場の上司のご家族に不幸があると、その訃報が届いた瞬間から、ちょっと不謹慎な言い方ですが、職場は一気に『お葬式モード』になりました。どうしても外せない仕事以外は後回しにし、若手社員には、関係者への連絡、受付、道案内、お香典の管理など役割が割り振られます。一番難しいのは関係各位からいただいた供花の配置の指示で、これはリーダーの仕事です。まあごく個人的な体験ですが、一昔前まではどこの会社でも似たりよったりではなかったでしょうか■最近そういう形の『職場主導』の葬儀は減りました。もちろん今でも、お葬式の形は、故人や喪主の年齢・職業などに大きく左右されるとは思います。しかし大きな流れとして、故人に近い人のみでこじんまり執り行う葬儀が増えているのは間違いありません■では自宅での葬儀が増えているのかというと、そういうわけではない。地域による差が大きいのですが、関東や関西では民間の式場で行われるケースが全体の7割以上、その他寺院や公営施設を利用する場合もあり、自宅葬は全体の十数パーセントだそうです。親族が一堂に会する空間が作れないという、都市部の住宅事情がその根底にあるのは間違いありません。しかし、遺族の心労の緩和などに配慮し、柔軟できめ細やかな対応を心がける、近頃の葬儀社さんの企業努力の結果でもあるような気がします■誰もが生涯何度かは立ち会い、そして最後には自分が主役となるお葬式。『目頭を押さえた』は、このお葬式をめぐる二つの家族の物語です。重い題材ですが、だからこそ、劇は軽やかな会話で進行します。笑えます。個性的で実力十分の役者さんが揃いました。いよいよ明日、本格始動します!!■業務連絡:今夜の先行稽古は台風接近のため休止します(艦長)- 個別ページ
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