■気がつけば9月です。うだうだ云ってるうちに、新聞にお節料理や年賀状印刷の広告チラシが折り込まれます。そうなったらもう終わりです。僕は、生まれたばかりの我が子を初めて見た時も、「あーこの子もこの瞬間から死に向かってのカウントダウンが始まったんだ」などと考えてしまった非道い人間ですが、まったく、こうして人は老いてゆくのだなあ。楽しいものを観よう。そして面白いものを作ろう。
さて、最近のABCホール、東京(関東)の出演者による舞台が増えてきたように思います。今月は4つ。
■9月8日(土)~9日(日) 『柳家三三独演会』。実に足腰がしっかりした、それでいてモダンな江戸古典落語の旗手が、ABCホールに3回目の登場です。今回は残暑も吹き飛ぶ三遊亭円朝の怪談噺特集。そういえば前回の独演会で語られた『猫定』、怪談ではありませんが後半結構血なまぐさい展開で、背筋が寒くなるその描写力を堪能しました。
■9月13日(木)~14日(金) 東京03『後手中の後手』。東京03のライブは、一昨年このホールに初来演された際に初めて拝見したのですが、以来もうハマリまくりです。めちゃくちゃクオリティ高し。僕が舞台を観て最後に声を出して笑ったのは、東京03の前回公演『図星中の図星』(今年2月)だったりします。
■9月15日(土)『サンドウィッチマンライブツアー2012』(SOLD OUT)。すみません、1日公演で完売が早かったこともあり、イベント情報に載っておりません。ごめんなさい。
■9月16日(日)~17日(月・祝) 劇団かかし座『ハンド・シャドウズ・アニマーレ』。これも昨年初めて拝見して感動した舞台です。全く道具を使わず、生身の身体だけで演じるあの影絵の表現力・・・凄すぎます!終演後、ちょうど堂島川の対岸で公演中だったシルク・ドゥ・ソレイユのメンバーがホールにやってきて手影絵の手ほどきを受けていた光景には、なんだか笑ってしまいました。
この後は、ABCホール初の芝居小舎、お馴染みのリリパット・アーミーⅡと続きます。ABCホールはこの秋も多彩な催しで皆様のご来場をお待ちしております(艦長)
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- 2012年09月04日火曜日