2012年10月
今週末のスクエアさんは前述のブログにもありますが「けーさつ」。今日は初日満員御礼でございました。そんな中見慣れたお客様たちと楽屋面会中を撮影☆
はい!スクエア上田一軒氏はもちろん今年のABCホールプロデュース第3弾「目頭を押さえた」の演出をしてくださった方。
そこへ、先日ABCホールでリリパットアーミーⅡ「傀儡女」公演を終えて、各所ツアー終わりのうえだひろし氏と谷川未佳さんがやってきてくださって、今月上旬HEPHALLで柿喰う客の本公演が終わって、東京へ帰ったはずの七味まゆ味嬢がなぜかまた大阪にいらして。
ちょっと同窓会でした☆
ちなみに私は会えなかったけど、「目頭・・・」の子役:野村修貴くんも観劇に来られていたそうです!
(別件で、わたくしは今日のお昼に脚本担当の横山拓也氏にもお会いしたので、なんだか本当に懐かしい気持ち。まだ3ヶ月なんですけどね)
懐かしんではいられないです。2012年内まだまだ演劇公演面白そうなところが目白押しです!
明日あさってともに当日券は開演の45分前より販売開始しております。是非ともご来場くださいませ!(乗組員N)
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- 2012年10月26日金曜日
■スクエア Vol.31『けーさつ』、本日初日です■2000年に扇町ミュージアムスクエアで初演、2005年にワッハ上方ホールで再演、今回で三演目。まさにスクエアの代表作といえる傑作コメディです。過去に上演場所となった2つの劇場が共に無くなってしまっているところに、演劇関係者にとって大変な関西の現状が象徴されているようですが...うーん、だからABCホールは粛々と頑張るっきゃないわけですね。
■さて、このABCホールは元々TVスタジオとしても使われるオープンな空間なので、古典的な劇場にあるようなプロセニアムアーチ、つまり客席から見て舞台を額縁のように仕切る構造物はありません。実はこのプロセニアムアーチというやつ、古来より演劇のあり方に大きな影響を及ぼしています。つまり・・・■幾人かの人間がある限定された空間で喋ったり動いたりしている。その空間を取り囲む前後左右4枚の壁を想定し、そのうち手前の1枚をこっそり取り払ってそこから登場人物たちの言動をのぞき見る。これこそが、演劇と観客の関係だ、というまあ古典的な考え方があるわけですが、プロセニアムアーチは、視覚的にこの考え方を補強する存在となっています。つまり、取り払われた壁の縁というわけですね■近年、観客の参加や舞台と客席の相互作用などが重要視される流れの中で、この『第四の壁』は、保守的でどちらかといえば古い考え方になりつつあります。しかし我々素人には非常に分かりやすい説明だし、演劇における『リアル』を追究する上で一定の説得力を持ち続けているのも事実です■さて、生半可な知識を何故長々書き連ねてきたかというと、今回の『けーさつ』、ABCホールの舞台に見事な額縁が構築されているからなんです。舞台の設定は小学校の教室です。ここで学校職員と警官たちのめちゃくちゃ面白いあれやこれやが展開するわけです。ホールの間口を一杯に使い、黒板を正面に配したリアルな教室の舞台装置が組まれています。そしてそれを囲むように構築された舞台前面の梁が、見事なプロセニアム効果を生み出しているのです(舞台美術:柴田隆弘)。なんというか、これからここで起こるであろう出来事をのぞき見られる喜びにワクワクしてしまうんですね。さっき客席に行ってみて僕はそう感じました■この感じ、学校の教室という場所の特質とも関係しているのかもしれません。誰もが子供の頃をそこで過ごし、空間の構造は容易にイメージできる(こちらの窓の外は校庭、こちらは廊下、その先に職員室があって...みたいに)。しかし、校内の不祥事を隠蔽しようとする体質がしばしば露見することからも感じられるように、学校という場所、外部の人間にとっては案外密室性が強いと思いませんか?懐かしく、けれどある種不可侵な空気が漂う空間。そこでお巡りさんたちが繰り広げる喜劇。考えてみれば、警察というところも我々には謎に満ちた組織です■そんなわけでスクエア『けーさつ』、のぞき見る楽しみは膨らむばかりなのです(艦長)
スクエア Vol.31 『けーさつ』 作:森澤匡晴 演出:上田一軒 音楽:サキタハジメ
10月 26日(金) 19:00☆ ☆初日割引
27日(土) 14:00 19:00
28日(日) 13:00 17:00
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- 2012年10月26日金曜日
■いやはや世の中いろんなことが起こりすぎて、まとまった文章を書く気にならないですね。個人的に今一番気になるあの揉め事は複雑すぎてこの場に記すべきことではないし、沖縄も大変、復興予算もおかしなことになっている。日本犯罪史上に残りそうな事件も次第にあらわになってきた。だいたい、来年の今頃日本の政治のリーダーシップは誰がとっているんだろう?■・・・藪から棒ですが、井上陽水さんの『傘がない』、そしてTHE YELLOW MONKEYの『JAM』の歌詞が頭の中をぐるぐる巡ったりします。愛する人を想う気持ち、パッションだけが世界を救いうるのかもしれない■芸術家が作品にかける情熱も然りです。最近見たNHKの2本のドキュメンタリー番組。そこに描かれていた、前衛芸術家・草間彌生さんと映画監督・園子温さんの、自らの作品にかけるまっすぐな態度。心打たれました。まとまりなくて、すみません。
さて、劇団銀河さん、明日の初日に向けて熱心に舞台稽古中です。
劇団銀河 『忘れられないクリスマス』
10月 20日(土) 19:00(完売)
21日(日) 12:00 15:00
それにしても、クライマックスシリーズって一体何勝すれば勝ちなんだろう?(艦長)
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- 2012年10月19日金曜日
急に朝晩が涼しくというか寒くなってきました。テレビのニュースもお中元がどうとか、コンビニに行くとクリスマスケーキがどうとか、お弁当業者さんを調べていたらおせち料理が・・・1年があっという間に過ぎそうですが、ここからの3ヶ月は各劇場共に多忙時期ではないでしょうか?芸術の秋?是非みなさまあちゃこちゃ観劇に足を運んでくださいませ。
20(土)・21(日)の2日間はABCホールは劇団銀河さんの公演です。
劇団銀河「忘れられないクリスマス」 !ちょっと早いクリスマス公演!
折込は19日(金)19:00~ 900部
ご希望の方は1種類につき1名要員、ですのでチラシをご用意の上、ホール入り口へお越しくださいませ。(乗組員N)
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- 2012年10月12日金曜日
■ザ・ブロードキャストショウ『The Last Spirits of Swords』、初日です。剣術に身を捧げ、義に生きた剣士たちの物語。若者たちによる熱のこもった舞台稽古が昨夕から続いています。お時間ある方は是非!
演劇集団 ザ・ブロードキャストショウ Vol.32 『The Last Spirits of Swords』
10月11日(木) 19:00
12日(金) 19:00
13日(土) 15:00 19:00
14日(日) 13:00 17:00
※当日券は開演1時間前より発売
■さてここから先はブロキャのお芝居とはまったく関係のないお話■先ほどネットで調べ物をしていたら、若い人たちが、同世代の劇団が上演した作品の感想を代わる代わる書いている、ある劇評ブログサイトを見つけました。で、スゴイなと思ったんですけど、そのブログの記事には必ず、冒頭にこういう記述があるんです。
感動 ☆☆☆
笑い ☆☆
汗 ☆☆☆☆
オリジナリティ ☆☆☆
愛 ☆☆☆☆☆
■つまり、自分が観た作品を上記の5項目について☆の数で採点するのが、ブログを書く上での決まりとになっているらしいのです。レストラン検索サイトなどで、お店の評価を、「味」・「雰囲気」・「接客」・「値段」・・・みたいに分けて点数化してるみたいなものですね。うー。どうなんでしょ、これ。今っぽいなあ■世の中には、全く笑いもなく、役者は汗をかかず、「世界に愛などない」ことを表現して確信犯的に観客をポカンとさせるような演劇だってゴマンとあります。そこには、本来の意味の『感動』が生まれる可能性は十分にあります。しかしおそらくこのサイトでの語義は「感動」≒「涙」でしょうから、それもない。あるのはせいぜいオリジナリティです■いやいや、今っぽい。役者が走り回って汗かいて、笑わせ泣かせてくれるのだけがいい演劇。・・・か?『エンタメ』(カッコつきのね)にあらずんば芝居にあらず!ってことですよね。若者たちがこの5項目で☆をたくさん獲れるような劇ばかり作ったら・・・■ちょっとやだなあ(艦長)
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- 2012年10月11日木曜日
前述しておりましたが、10月からは本当にABCホール稼動率が更にあがります。
是非とも年内いっぱい、いっぱい公演がございますのでご来場くださいませ。
2013年のスケジュールも埋まっている月が増えてまいりましたので、ご利用をお考えいただいております方はお早めにお問い合わせください。
さて、10月11日~14日に公演がございます
演劇集団 ザ・ブロードキャストショウ VOL.32
「The Last Spirits of Swords」
折込日程が出ました。
10日(水)18:00~1000部
※1種類につき1名要員。
ご希望の方は上記日時にホール入り口へ直接お越しくださいませ。(乗組員N)
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- 2012年10月06日土曜日
■演劇集団Patchの旗揚げ公演『OLIVER BOYS』、昨夜初日を開けたばかりですが本日早くも千秋楽。あと2ステです■昨日はなかなかに感動的な日でした。舞台稽古がほんとうに開場ギリギリまで行われ、ダメ出しに次ぐダメ出し、そして技術面の修正・・・。スタッフ、キャストとも不安を抱えたままの開幕だったと思います■特に出演者である15人の青年たち、中には学校で芝居を学んできた人もいますが、全員、これほど本格的な舞台に立つことは初めてだったはずです。友人や家族の応援はあるものの、客席の大半は見ず知らずのお客様。チケット代を払って、それに見合った作品を楽しみに来ておられる方々です。商品としての舞台作品をきっちり届ける・・・その難しい作業を彼らは何とかやり遂げたと思います■もちろんそれは、大勢のスタッフの支えがあってこそ。今回特筆すべきはやはり、末満健一氏の脚本・演出の素晴らしさだと思います。ヒーローショーのバックステージもの、という設定そのものは映画・テレビなどで時折見かけます。でもそこに、青年たちの夢と成長、親子の確執、ビジネス界の争い・・・様々なドラマを埋め込み、それをクライマックスのショー本番で一挙に昇華する。ヒーローショーというのはヒーローが勝つに決まっているわけで、その展開自体には本来興味が持てないはずなんですが、ある仕掛けによってその勝敗の帰趨にも手に汗握ってしまうんです。当然の技巧とはいえ、うまいなぁ。こんな素敵な作品でデビュー出来てPatchは幸せです■一生の思い出は昨夜出来たはず。そのアルバムはいったん閉じ、明日に向かって歩いていってほしいと思います。第2回公演は来年3月下旬、もちろんABCホールにて!(艦長)
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- 2012年10月05日金曜日
Patch旗揚げ公演『OLIVER BOYS』、初日終演しました!いやー、15人の青年たちがうらやましい!あんな感激は演劇をやった人しか味わえない、と思います。全員に一生忘れられない思い出が出来たことでしょう。お客様も楽しまれましたが、今夜一番幸せなのは、やっぱりあの15人だなあ。詳しくは多分明日・・・
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- 2012年10月04日木曜日
■昨夜は久々の、そして勿論ABCホールでは初めてのメッセンジャーの漫才ライブでした■なんとチケットは発売後10分で売り切れていたとか。今朝の『おはよう朝日です』でも映像が紹介されていましたが、熱演でした。全部で漫才を4本演じたのですが、1本目、もちろん例の事件のネタなどで受けてはいるものの、明らかに黒田さん少々緊張していましたね。そこを相方・あいはらさんが丁寧にカバーして徐々にイキが合い、あっという間に「上方お笑い大賞」「上方漫才大賞」連続受賞の名に恥じない爆笑のステージとなったのでした。さすが!共に40代前半、人生のいろいろも体験して漫才コンビとしては最も脂の乗る時期なんじゃないでしょうか■とにかく昨夜は関係者の数がハンパじゃありませんでした。各放送局のプロデューサー・ディレクター、放送作家、吉本興業の幹部・・・。若手のネタブームが一段落した今、ネタも司会もできる中堅のスターとして、メッセンジャーの2人にかける期待の大きさがわかります。頑張ってください!
■さて!
ワタナベエンターテインメントが手がける関西発の若手劇団"Patch"、いよいよ明日旗揚げ公演の初日を迎えます!イケメンたちもみんなマスクで喉を守りながら、仕込みの手伝い頑張っていますよ(艦長)
Patch 『OLIVER BOYS オリバーボーイズ』 作・演出 末満健一
10月 4日(木) 19:00
5日(金) 13:00 19:00
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- 2012年10月03日水曜日