■虚構の劇団の皆さん、本日小屋入り。『イントレランスの祭』はあさって金曜日が初日です■虚構の劇団は劇作家・演出家の鴻上尚史さんが、2008年、当時平均年齢21歳ちょっとの若手俳優を集めて結成した劇団です。関西公演は今回が初めて!■鴻上さんといえば、1981年に劇団「第三舞台」を結成、80年代小劇場ブームを作り出した張本人です。DCブランドに身を包んだ俳優が早口でニューアカ(これも当時の流行り)っぽい台詞をまくしたて、YMOのテクノサウンドなどでダンスも披露する。もーめちゃくちゃかっこいい演劇でした。『ふつうの若者がデートで小劇場に行く』・・・そんな、演劇にとって幸せな時代の旗手だったのです。僕もかつては、第三舞台が大阪に来れば必ずヨメと近鉄小劇場に足を運びました。スタイリッシュで笑いの連続のお芝居でしたが、その底には時代に対する鋭い批評眼があったことも忘れてはなりません。お洒落なスーツも汗びっしょりだったしね。僕にとって第三舞台の一番のビジュアルイメージは、大高洋夫さんや小須田康人さんの全身から迸る汗と、背中一杯に広がった黒い染みだったりするのです■その第三舞台は昨年、10年の封印を解いて新作を上演し、同時にそれが解散公演となりました。鴻上さんは現在様々なメディアで活動を続ける一方、「なんでこんな苦労を続けるのかね」などとぼやきながら若手の育成に力を入れています ■で。実はですね、今日水曜日、僕は鴻上さんに、初の大阪公演に向けての意気込みなどを、ABCラジオ『ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です』で話していただこうと、番組スタッフにお願いしていたのです。水曜はちょうど三代澤アナのパートナーが牧野エミさんなので、同世代の演劇人として楽しい話をしてもらえるかな、と。エミさんも、鴻上さんと会うのをとても楽しみにしていたそうです■・・・ところが、今日スタジオにエミさんはいませんでした。今日の『ドキハキ』は、『牧野エミスペシャル』として、3時間三代澤アナがエミさんの思い出を語り、秘蔵の音源が流れました。素晴らしい追悼番組でした■鴻上さんには生放送終了後スタジオにお越しいただき、三代澤アナとのトークを録音してもらいました。この模様は明日・木曜9時~12時の『ドキハキ』(1008kHz・ABCラジオ)の中で流れます。是非お聞きください!そして、芝居観に来てください!
虚構の劇団 第8回公演
『イントレランスの祭』 作・演出 鴻上尚史
11月23日(祝) 19:00
24日(土) 14:00 19:00
25日(日) 14:00
※当日券は開演1時間前から発売
※公演前日正午から開演3時間前まで受付の当日券予約も便利です
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- 2012年11月21日水曜日