■今日・2013年1月17日は、阪神・淡路大震災からちょうど18年の日です。失われた多くの命に、あらためてお祈りを申し上げたいと思います。
■生きてるって不思議なことです。今読んでいる科学系の新書に、こんなことが書いてありました■人間の身体を構成する原子を数が多い順に並べると、水素(H)62.7%、酸素(O)23.8%、炭素(C)11.8%、窒素(N)1.17%・・・。この4つで99.5%を占める■つまり大雑把にいうと、人間ってこの4つの元素から出来上がってるんです。HとOは水(H2O)の成分で、N2とO2は要するに地球の大気、Cは地中海中空気中あらゆるところにたっぷりあるお馴染みの物質。元素周期表の中でも上の方、つまり軽くて単純なやつばかりです■人間って水と空気と炭でできているスカスカの存在。そのスカスカが、思い、悩み、もがき、喜び、悲しみ、崇高の極みから愚劣の極みまで、あらゆることを為してしまう。うーん、なんだかな■こういう、『人間なんて所詮・・・』みたいな言い方は現実逃避みたいで好きではないのですが、やはりこうも世の中がごちゃごちゃすると、こんな考え方に寄り添ってみたくなることもありますよね。
■科学?の話をもうひとつ■先日の日曜9時枠で放送されたNHKスペシャル『世界初撮影!深海の超巨大イカ』という番組がずいぶんと話題になっています。たしか僕も水族館で標本は見たことがあるのですが、ダイオウイカという生物が主役で、視聴率16.8%(関東地区)と、直前の大河ドラマにもひけをとらない高いスコアをマークしました。昨夜Twitterを眺めていたら、初回に見逃した人のために、「ダイオウイカ、間もなく再放送が始まるよ!」と多くの人がつぶやいていました■実は最近NHKでは、『前代未聞!ジンベエザメ大集結』、そして『大海原の決闘!クジラ対シャチ』という番組を相次いで放送しています。そしていずれもダイオウイカ同様二桁の数字を叩き出しています。子供と小動物には勝てない、などとは昔から云われてきましたが、『テレビは今、巨大海洋生物の時代』、ですかね■でもまあ、やはりこういう番組はNHKのお家芸といってよいのでしょう。民放では、よほどの僥倖に恵まれないとこういう企画は通りにくい気がします。『とれ高』が計算できないですからね。莫大な予算をかけ、長期間の取材を敢行した結果、『我々の前に巨大○○が姿を現すことは...ついになかった』ではなかなか済まされない。NHKとて昨今は予算管理がシビアだとは想像しますが、チャンネルも枠もたっぷりあるので取材の成果によって様々なやりくりが可能でしょう。最大の巨大海洋生物はNHKってことですね■肝心のダイオウイカの番組、やはり凄い映像らしいです。実は私、ジンベエザメもクジラ対シャチもダイオウイカも、録画だけしてまだ観ていません。爽やかな休日の朝、カフェオレでも飲みながらのんびり鑑賞しようと思っています。
■イカで思い出した、もっとくだらない話■私長年、居酒屋トークで間違った「イカうんちく話」をしておりました。そのうんちくとは『イカの10本の足のうち2本は実は生殖器で、形状も違い食感も良くないのでちゃんとした店では客に出さない』というもの■正しくはこうです。『イカの足は実はタコなどと同様8本で、あとの長い一対2本は「触腕」といって捕食などに使う別の器官。またオスの8本の足のうち1本は変形して「交接腕」と呼ばれており、生殖時に用をなす。ただし生殖器とは別で、蓄えられた精包(精子の入ったカプセル)をメスの体に渡す役目を果たす』■・・・はい、ほんとどうでもいいですね。間違った話を聞かされてきた皆さん、ごめんなさい。この場を借りてお詫びします。ただ、あのビロンと長い2本(触腕)が、なんだかゴム管みたいで美味しくないのは事実のような気がします。世界で一番イカが好きな国民として、巨大イカのことも、ゲソのことも、しっかり知っておこうではありませんか■にしても、塩焼きにするか唐揚げにするか迷いますよね(艦長)
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- 2013年01月17日木曜日