■ラジオ番組『浦川泰幸の 劇場に行こう!』、放送開始後はや1か月が経ちました。僕にとってもなかなか新鮮な体験です。これまでの仕事柄、スタジオに入って番組の収録・・・みたいなこと自体はごく日常的な作業で緊張もなにもないのですが、『マイクの前でかなりの自由度をもって話したいことを話し、それが電波に乗る』という体験はなかなか出来ることではありません■テレビの世界では、司会者は文字通り番組の進行を決められたとおりに司るのが基本任務。情報番組のコメンテーターもバラエティのひな壇芸人も、与えられた話題に瞬時に反応して短く的確なコメントを発しなければならない。歌手は決まった歌詞とメロディの再現が必須、俳優は台本どおりの台詞と厳密な動きを撮影の上で守らなければならない。そうやって引き算していくと、テレビカメラの前で『好き勝手云える』のは、かなりの大物芸能人に限られるのです。その大物方とて、自らの発言の社会的責任あるいはスベった時のリスクは自分で背負わねばならない。見た目よりは制約だらけの大変な世界なのです■初心者の勘違いかもしれませんが、その点ラジオは自由だなあ。もちろん『放送』である以上様々な義務と責任はあるのですが、その種のことは長年の局勤務で身体が承知しています。毎朝テレビ番組のメインキャスターとして喋りまくっている浦川アナが『このスタジオに来るとワクワクする』というのも何だかわかる気がします。送り手のそんな愉しい気分がそのままリスナーに伝わるんですねラジオって■さて偉そうなこと云ってますが番組内で私はほんの脇役。メインは浦川アナ、そして大きな夢を抱いた劇団Patchのイケメンたち、岩崎真吾くん(21)、金澤健太くん(20)、杞山星璃くん (18) ■彼らは、いよいよ劇団Patch第2回公演『巌窟少年』の稽古が始まるということで、今ドキドキなんじゃないでしょうか?末満健一さんの演出、めちゃくちゃ厳しいらしいです。前回公演の際は小屋入りしてからの場当たり風景をチラッと拝見しただけですが、たしかに怖い。今回は是非稽古場見学に行こうと思います■芝居の駄目出しって、やられる方は実に堪えるんです。段取りを間違えるにしても、台詞が演出のイメージどおりに云えないにしても、それに対する叱責って、例えばサッカーやってて球がうまく蹴れなかった時に「下手くそ」と云われるのとは本質的に違う(気がする)。骨身に直接響く感じというか。人格崩壊の危機を感じたりもする。二十歳前後の若者たちには大変な試練だと思いますが、頑張ってください。演劇界注目のクリエーター・末満健一が無垢な少年たちの成長と訣別を描く物語『巌窟少年』、絶賛前売り中です■さて、その超多忙な末満さん、明日からはABCホールでDステ12th『TRUMP』公演です。本日早朝から大規模仕込中。劇団Patchの東京の兄貴分に当たるD2メンバー総出演、しかもTRUTH版、REVERSE版、MARBLE版の3バージョンの上演ということでチケットは早々にSOLD OUT!うーん、ABCホールよりはるかに大きい池袋・サンシャイン劇場で15ステやってきて、ABCホールでたった6ステですから、そりゃあ大変。地団駄を踏んだファンの方も多いのではないでしょうか?(艦長)
2月 8日(金) 14:30/T 19:00/M
9日(土) 14:30/T 19:00/R
10日(日) 12:30/R 17:00/T
※T...TRUTH版、R...REVERSE版、M...MARBLE版
※前売完売
※当日券は各回数枚出ます。開演の2時間前から抽選番号付き整理券が配布され、1時間30分前に抽選を行います。つまり、当日券ご希望の方は、各回の《開演2時間前~1時間30分前》に会場受付にお越しください。
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- 2013年02月07日木曜日