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エリーダ、今日初日

■プロデュース・ノマド 『エリーダ~海の夫人~』、本日初日です■ノルウェーの劇作家、ヘンリック・イプセンの作品。イプセンは、「近代演劇の父」と呼ばれる作家で、それまでのヨーロッパ社会の規範の中では不道徳と非難されかねない20世紀的人間観を描いた人ですね。代表作は、『人形の家』(1879)。僕もずーーっと昔、確か京都労演の会員だった頃に、どこだったか新劇の劇団が上演したのを観劇した記憶があります。≪夫の自分に対する愛情が、人間対人間のそれではなく人形に対する寵愛と同じものだったことを悟った主人公・ノラが、決然と家を出ていく≫、という物語。まあ現代では、昨日まで評判の良妻賢母だった女性が突然家を出ていく、ってわりとよく耳にしますが(朝ドラ『あまちゃん』のユイちゃんのお母さんもだ!)、百数十年前の当時はものすごいセンセーションを巻き起こしたのです■その9年後、1888年に発表されたこの『エリーダ~海の夫人~』も、女性の自立、解放を描いた物語です。海辺の町で歳の離れた夫と静かに暮らす女性の元に、ある日、海から一人の男がやってくる。その突然の出現に彼女の心は千々に乱れる。実はその男と彼女はかつて・・・■小劇場系演劇とお笑いが中心のABCホールではちょっと珍しい西洋近代の翻訳劇。猛暑の中、ぜひ北欧の身を切るような海風を浴びにお越しください(艦長)

プロデュース・ノマド『エリーダ~海の夫人~』 

                                作/ヘンリック・イプセン 台本・演出/今西俊夫

エリーダ.jpg  7月18日(金)      18:30

    19日(土) 13:30 18:30

    20日(日) 13:30

※当日券は開演1時間前より発売

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