■ブルーシャトルプロデュース『壬生狼』チーム、今朝小屋入りされ、明日初日を迎えます。
■徳川の幕政は完全に疲弊し、黒船来航の衝撃で社会の混迷は一層加速した...。のちに幕末と呼ばれることになるこの時期の日本で、剣術で身を立てようと志した若者たちが京都の町に集いました。京都・壬生に屯所を置いたご存知『新撰組』は、その名を拝するまで、『壬生浪士組』と名乗っていました。略して『壬生浪』。荒くれた武装集団であることから一字を変え、『壬生狼(みぶろ)』と京の人々に恐れられたそうです。そんな男たちがやがて時代の荒波に翻弄されてゆく、激しく悲しい物語の序章・・・。それが今回のお芝居『壬生狼』です■先日、ラジオ『浦川泰幸の劇場に行こう!』に、今回沖田総司役を演じる田渕法明さんにゲストとしてお越しいただき、稽古の様子などを伺いました。いやいや、想像以上の激しさらしいです■ABCホールにおける前回の公演『ゼロ』では、俳優の身体のみで太平洋戦争時の激しい空中戦が表現されました。つまり、見目麗しき男たちの肉体の躍動感がブルーシャトルプロデュースの大きな特長である、と。今回は新撰組の物語ですから、当然立ち回りのシーンが見せ場となるはずですが、真剣の代わりに小道具として使われるのは何と本物の木刀。普通舞台で使うのは竹光と呼ばれる模造品、小劇場ではもっとヤワな手作りの道具を用いることも多いのです。木刀を使えば迫力は否応なく増しますが、ちょっとでも気を抜けば大怪我を負いかねない。まさに真剣勝負という状態が稽古場からずっと続いていているそうです。さらにこのシンプルな小道具は、色々な使い方をされて、刀以外の様々なものを表現するのだとか■前回に続き、舞台装置は全くありません。刀のみを携え、役者たちが100分間疾走し続けます。チラシには「90分間完全疾走演劇」とありますから、どうやら稽古の過程で10分延びたらしい。さらに千秋楽の最終公演は「ディレクターズカット」と名付けられ、泣く泣くカットしたシーンも生かした2時間超の舞台になるはずです。これまた必見っすね■それにしてもキャストの皆さん、大変そう・・・
■艦長、実は京都・壬生の生まれです。でも狼じゃないです。とても打たれ弱いので、番組宛てに是非励ましのお便りを!
ブルーシャトルプロデュース 『壬生狼 MIBURO』 作・演出 大塚雅史
1月16日(木) 19:00
17日(金) 19:00
18日(土) 13:00 17:00
19日(日) 12:00 16:00★
★・・・ディレクターズカット
※当日券は開演1時間前より発売
※前日まで電話予約可
06-6369-1344
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- 2014年01月16日木曜日