■劇団Patch第4回公演『破壊ランナー』、無事終了しました。全員満身創痍、なのだとは思いますが、上演を中止するほどの怪我がなくて本当に良かった。ご覧になった方はよくお分かりだと思うのですが、舞台上を文字通り飛び回っていましたからね。みんな、カッコよかったですよ■ご存知の通り、今回の作品は惑星ピスタチオという90年代関西演劇界が誇る劇団が創造した、伝説の名作。保村大和さん、遠坂百合子さんという元ピスタチオの花形役者が2人も出ているし、Patchメンバーのプレッシャーも大きかったんじゃないかと思います。前にも書いたとおり僕はピスタチオは観ていないので何も分からないですが、大好きな劇団の代表作を下手にリメイクされたらやっぱり嫌ですもんね■かつてを知る人たちも今回たくさん『Patch版・破壊ランナー』をご覧になったのですが、その評価には素晴らしいものがあったようです(艦長調べ)。劇中人物の人間関係は多少アレンジされていますが、逆に90年代に爆笑をとった細かいギャグがそのまま使われていたり、オールドファンも意識した演出なのだと感じました。有名な"スタンプぺったん"とかね■さて、『OLIVER BOYS』、『巌窟少年』、『白浪クインテット』、『破壊ランナー』と続いた、末満健一氏作・演出(今回のみ潤色・演出)による本公演は一区切り。これから劇団Patchは、"Patch八番勝負"と題して、月替わりで名うての演出家たちと共同作業で作品発表を行うのだとか。その総仕上げとして、12月に山崎彬氏(悪い芝居)作・演出による作品を、本公演として上演するそうです。なるほどー。末満氏とは全くタイプの異なる、しかし等しく溢れる才能と情熱を持った注目の演劇人です■春から始まる劇団Patchのセカンド・ステージ、こいつは楽しみです(艦長)
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- 2014年03月11日火曜日