■ご無沙汰しております艦長です■カムカムミニキーナさんの『G海峡』が終わって、とうとう世界は師走に突入しました。それからちょっと会社の催しがあって、ABCホール初登場の劇団空組さんの大ネタ『ロミオ&ジュリエット』も終わり、すでに夜の街はイルミネーションやらプロジェクションマッピングやらでキラキラしております。大っきらいです年末なんか■子供の頃の、12月後半からお正月3が日までのワクワクした感じが懐かしい。ジングルベルが流れる街、大したものじゃなくてもプレゼントは嬉しかったし、餅つきの手伝いもしたし、紅白歌合戦が終わって「ゆく年くる年」の中継映像に切り替わった瞬間の静謐に心が引き締まり、めでたく新年を迎えるともちろんお年玉、白味噌の雑煮、級友から来た年賀状、凧揚げ独楽廻しカルタ取りもしっかりやり、親戚が集まった酒宴に首を突っ込んで夜更かしして・・・ああ。じゃあ、もう一度少年時代に戻って人生やり直す?って聞かれたら、それはそれでアレなんですけどね。面倒くさいこと、それから一杯あったからなあ・・・■情緒不安定ですねどうも私。1956年・丙申の年に生まれ、干支は巡って来年は乙未、再来年2016年がついに丙申、つまり還暦なんすねー。どうよ。「少年の心を失わない」、「永遠のモラトリアム」なんてふざけて自称してきた人生ですが、ほどがあります■なんでこんな気分なのか?今日から始まるお芝居の影響かもしれません。こちらも当ホール初お目見え、大阪の新劇界を支えてきた老舗の劇団、関西芸術座さんの『電光仮面~最後の戦い~』です■元祖「テレビっ子世代」の私ですが、最初に夢中になったのが、「ローン・レンジャー」、「ララミー牧場」、「ルーシーショー」といったアメリカ製の吹き替えドラマ、国産では「少年ジェット」、「白馬童子」、そしてなんといっても「月光仮面」(当時からひねくれものの私は実は、明らかに月光仮面を模倣したと思われる「七色仮面」の方をより好んではいたのですが)。衛星放送の発達のおかげで、最近、当時の作品を鑑賞する機会も結構あるのですが、世界征服を企む悪者と主人公が、東京郊外の雑木林や横丁で地味に追いかけっこや拳銃の撃ち合いをしていたりして、なんとも牧歌的。幼い頃の美しい記憶を壊さないためには見ない方がよかった、なんて。「スーパージャイアンツ」における超二枚目・宇津井健さんのモッコリタイツ姿、なんて「テレビ探偵団」的定番ネタもありますしね■さて。≪大阪の片隅でひっそり余生を送るかつてのヒーロー・電光仮面。そこに、最後の決戦を挑んで宿敵・ブラックキングが現れる!≫という今回のお芝居、前売り券は全ステージ完売、当日キャンセル待ちという人気です■あ、そうそう、先ほどABCホール前のリバーデッキに、お馴染み ラバーダックのレプリカちゃんたちがやって来ました。『中之島ウォーターファンタジア』がいよいよ来週開幕というわけで、この界隈もクリスマスムードが高まってきております(ま、若い人はいいやね)■『電光仮面』のチケットゲットのお約束は出来ませんが、よろしければその雰囲気を味わいがてら是非お越しください!(艦長)
関西芸術座 『電光仮面~最後の戦い~』 作・山本雄史 演出・松本昇三
12月12日(金) 19:00A
13日(土) 11:00B 15:00A 19:00B
14日(日) 11:00A 15:00B
※A班・B班の2組による交互上演(キャスト詳細はコチラ)
※全席完売 (キャンセルが出た場合のみ当日券発売)
※受付開始は開演1時間前より
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- 2014年12月12日金曜日