■梅棒チーム、今朝小屋入りされまして、梅棒4thPLAY『クロスジンジャー ハリケーン』、あさってからの5連休、怒涛の9公演です■梅棒・・・と聞いただけでは一体何をやる人たちなのかなかなかイメージが湧きません。今注目度は急上昇中ですが、とはいえ今回がまだ4回目の公演、ご存知ない方も多いと思います。はっきり云って、絶対一度観た方がいいです。私なりに言葉で説明すると、J-POPのヒットナンバーをバックに、シンプルでハッピーエンドなストーリーを、身体能力の高い演者たちが踊りとマイムで描く、というパフォーマンスです。いやー実際に観れば1分で分かるんですがねー、もどかしい■流れる曲は、今回は内緒ですが過去作の例を挙げると、近藤真彦、ミスチル、ゆず、いきものがかり、SEKAI NO OWARI・・・新旧さまざまなアーティストの名曲ばかり、しかもフルコーラスで20曲強が、ほぼ隙間なく続けて流れます。1曲が平均5分ほどですから上演時間は約2時間、その間10人余りの出演者はほぼ出ずっぱりの踊りっぱなし。そうして描かれるお話は、壊れた家族の再生や、絶望的な戦いに挑む勇気や・・・つまり、「苦しみを乗り越える前向きな物語」です。これが、J-POPの、切ないメロディ、ポジティブな歌詞と相性が抜群なんです。つまり、理屈抜きでアガる。グッとくる■・・・と、ここまで読まれて、「それってわりと単純な理屈やん」と思われた方もいるかもしれません。でも、今までやった人はいなかった。小劇場の舞台におけるひとつの発明だと思います。ミュージカルのようにお話自体を歌うわけではない、しかし音楽が場面を盛り上げるBGMにはとどまらない、その、歌詞と場面の絶妙な距離感がたまらなく心地好いのだと思います。なーんて、私も今までビデオで1作、ライブで1作しか拝見していないんですけど■今回の舞台は、様々な人が日々奮闘しつつ生きる小さな島。都会の生活に疲れ果てた一人の女性がその島を訪れ、思わぬドラマが巻き起こる。その悲喜こもごもの交差点としての神社。だから、『クロスジンジャーハリケーン』■最近なにやら日本中が騒然としていて、嫌なこと、鬱陶しいことばかり心に沈澱してきてますが、連休は梅棒観て、笑って、泣いて、口ずさんで、思い切りデトックスしてください(艦長)
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- 2015年09月17日木曜日