7年ぶりに訪れた「匠」。ご夫婦の印象は変わっておらず「匠」も懐かしさの笑みがこぼれました。
ダイニングに案内されると、9人の子ども達がお出迎え。その成長ぶりに「匠」の感嘆の声がだんだん大きくなっていきます。
長男も24歳。末っ子の双子の姉妹も中学生です。
子ども達は今もこの家に同居していて、成長した分、お母さんの家事も大変に。洗濯物の量も文字通りあふれんばかり。
でも、嬉しいことも。
子ども達がお金を出し合って、お母さんに洗濯機をプレゼントしてくれていたのです。「匠」に報告するお母さんの声と表情から、その嬉しさが伝わってきました。
2階の子ども部屋に案内してもらうと、そこには…
まるでリフォーム前を彷彿とさせる散らかりよう。床には万年床となった布団が広がり、それぞれの荷物が散見されます。
散らかり具合は、子ども部屋だけではありませんでした。成長した子ども達の靴や洋服はかさばり、収納の容量を越えてしまって、結果各所に散乱することに。階段の下もひどいものです。これには「匠」も苦笑い…
「匠」は突然、子ども達をダイニングに集めました。
「匠」は、ダイニングに集まった子ども達の顔を見まわしながら「これからみんなで掃除しよう!もう一回再生しよう!!」と呼びかけました。
11人の大家族+「匠」で一斉に大掃除がスタート。
一家のシンボルだったあの「金魚ねぷた」や照明の飾りにしていた「欄間」も埃が雪のように積もっていて、元の色もわかりません。掃除機で吸引して、少しずつ元の姿を現してきました。
2階の子ども部屋も大変です。
積みあがった荷物の整理整頓も一苦労。要るものと要らないものを選定しながら、どんどん片づけていきます。
いつから敷いているのか誰もわからないほど万年床になっていた布団も片付き、やっとフローリングの床が見えました。
どうなることかと思った家族総出の大掃除も、3時間で完了。ようやくリフォームが完成した7年前の雰囲気が甦ったようです。