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2009年11月15日放送

「引き裂かれた家」(2002年10月27日放送) その後…

こんな問題を抱えていました

  • ■2棟続きの家で家族4人が生活している
  • ■2軒の家の間がつながっておらず、向かい合う窓を出入りしており、屋根も無く雨が降ると傘が要る
  • ■行き来する窓をつなげているのは後付けの鉄の階段で、昼間でも暗く、段差も高くて危険
  • ■奥さんの膝が悪く、階段の上り下りなどが困難
  • ■昼間でも電気をつけなければならないほど暗い
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「匠」からのプレゼント

  • ■2棟をつなげたことで、広々としたリビングが完成
  • ■ダイニングテーブルの天板は、かつての座卓を再利用
  • ■欄間やオリジナルベッドの畳、障子などは磨きをかけて再生し、思い出を残すことを徹底
  • ■2軒をつなげる廊下はバリアフリーで、奥さんの足腰への負担を軽減
  • ■一部2階の床を抜いて、天窓から光の落ちる吹き抜けで1階を照らす
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アフターのアフター その後、家族の生活は、どう変わったのでしょうか…

7年ぶりの挨拶

画像: アフターのアフター

7年前と変わらぬ外観に懐かしさを感じながら訪れた「匠」を奥さんがお出迎え。続けてご主人が出てきました。
 
先日、喜寿を迎えたご主人と、69歳の「匠」。お互いの元気な姿にひと安心。

画像: アフターのアフター

家に招き入れられた「匠」がリビングに通ると、そこには正座で「匠」を待つご夫婦の姿が。
 
改めて深々と頭を下げて挨拶をするご夫婦に、「匠」も膝をつき、丁寧に挨拶を交わします。

画像: アフターのアフター

挨拶を終えると、ご主人が部屋のインテリアについて説明。季節に合わせたラグやクッションカバーで暮らしに彩りを添えていました。
 
そんな楽しみ方をするご主人の説明聞きながら、部屋を見渡し、綺麗に使われていることに、ただただ感心する「匠」。

お掃除が日課

画像: アフターのアフター

あまりに綺麗に使われてることに驚いていると、ご主人が毎朝の日課として一所懸命に掃除していると告白。
 
埃ひとつ見逃さず、高い吹き抜けの壁もフローリング用のモップの柄の長さを利用して掃除するなど、我が家へのあふれんばかりの愛情が伝わってきます。

画像: アフターのアフター

しかも、週に一度は屋根の上までモップがけしているとのこと。これには「匠」も「すごい!」の一言。
 
丁寧な掃除の様子を見て「匠」は、「嬉しいですよ。それ以上に僕は建物が喜んでると思う」と照れ隠しも混じった御礼の言葉。 その言葉に、ご主人は「せっかく作った家を汚しては何にもならないから」と掃除の理由で切り返しました。

ご不満でしょうけども

画像: アフターのアフター

「匠」に恐縮しながらご主人が見せたのは、納戸と化してしまったサンルーム。
 
元々は「匠」がガーデニングも楽しめるようにと用意したスペース。古い階段を再利用して作った花壇は今やトイレットペーパー置き場になってしまいました。

画像: アフターのアフター

「匠」は使い方が変わったことにはこだわらず、納戸として使うならもっと機能的にすべきだと考えました。
 
より便利に、そして収納力を上げるよう、ご主人と一緒に近所のホームセンターに材料の買い出しに向かいました。

画像: アフターのアフター

杉板や金具など様々な材料を購入し帰ってきた「匠」は、早速作業を開始。階段の段差に合わせてカットした杉板をあわせていき、どんどん棚を作っていきます。
 
77歳のご主人にも手伝っていただいて、なんとか完成しました。

画像: アフターのアフター

天井を日よけで覆い、明るさを残しつつも紫外線を大幅にカット。夏の暑さ対策も万全です。
 
こうして、かつてのサンルームは、階段を利用した大容量の棚がある立派な納戸として再び生まれ変わりました。

写真:「匠」の顔写真

空間演出のマエストロ 納賀雄嗣

お元気そうでなによりでした。また、家を本当に綺麗に使っていただいて嬉しく思います。その上、「ビフォーアフターの数あるリフォーム例の中でも一番だ」と言っていただけて、光栄に思っています。
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