7年前と変わらぬ外観に懐かしさを感じながら訪れた「匠」を奥さんがお出迎え。続けてご主人が出てきました。
先日、喜寿を迎えたご主人と、69歳の「匠」。お互いの元気な姿にひと安心。
家に招き入れられた「匠」がリビングに通ると、そこには正座で「匠」を待つご夫婦の姿が。
改めて深々と頭を下げて挨拶をするご夫婦に、「匠」も膝をつき、丁寧に挨拶を交わします。
挨拶を終えると、ご主人が部屋のインテリアについて説明。季節に合わせたラグやクッションカバーで暮らしに彩りを添えていました。
そんな楽しみ方をするご主人の説明聞きながら、部屋を見渡し、綺麗に使われていることに、ただただ感心する「匠」。
あまりに綺麗に使われてることに驚いていると、ご主人が毎朝の日課として一所懸命に掃除していると告白。
埃ひとつ見逃さず、高い吹き抜けの壁もフローリング用のモップの柄の長さを利用して掃除するなど、我が家へのあふれんばかりの愛情が伝わってきます。
しかも、週に一度は屋根の上までモップがけしているとのこと。これには「匠」も「すごい!」の一言。
丁寧な掃除の様子を見て「匠」は、「嬉しいですよ。それ以上に僕は建物が喜んでると思う」と照れ隠しも混じった御礼の言葉。
その言葉に、ご主人は「せっかく作った家を汚しては何にもならないから」と掃除の理由で切り返しました。
「匠」に恐縮しながらご主人が見せたのは、納戸と化してしまったサンルーム。
元々は「匠」がガーデニングも楽しめるようにと用意したスペース。古い階段を再利用して作った花壇は今やトイレットペーパー置き場になってしまいました。
「匠」は使い方が変わったことにはこだわらず、納戸として使うならもっと機能的にすべきだと考えました。
より便利に、そして収納力を上げるよう、ご主人と一緒に近所のホームセンターに材料の買い出しに向かいました。
杉板や金具など様々な材料を購入し帰ってきた「匠」は、早速作業を開始。階段の段差に合わせてカットした杉板をあわせていき、どんどん棚を作っていきます。
77歳のご主人にも手伝っていただいて、なんとか完成しました。
天井を日よけで覆い、明るさを残しつつも紫外線を大幅にカット。夏の暑さ対策も万全です。
こうして、かつてのサンルームは、階段を利用した大容量の棚がある立派な納戸として再び生まれ変わりました。