2010年4月18日放送
お風呂に入ると風邪をひく家
■お風呂の設備が古く、ガスの元栓を開け閉めするために、お風呂場の奥にある小さな扉をくぐって家の外にでなければならない
■玄関が内扉で、靴を置ける場所がほとんど無い
■階段が1階の廊下と繋がっておらず、玄関土間をまたいで行かなければならない
■元々アパートとして貸していた2階への外階段を、無理やり架け替えて作った内階段は、60度近い急勾配の傾斜な上、1段の高さが通常よりかなり高い
■トイレが非常に狭く、一般男性の体格では扉を閉めることもままならない
■冷蔵庫が場所を占め、狭い台所を更に狭くしている。天井につけられた棚は、高くて手が届かないため使っておらず無駄なスペースになっている
住まいのメイクアップアーティスト
若林秀和
元々アパートだったので、暮らし方と建物が合っておらず、非常に使いにくい状態になっている。それをきちんと解消する。そして、7坪の家で母娘2人が不自由なく暮らせるよう、よく考えてプランニングしていく。
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高齢のお母さんに優しい家
80歳近いお母さんが暮らしやすいようにと配慮されたリフォームに。
引き戸で開け閉めしやすくなった玄関に置かれた靴箱。その天板には溝が掘ってあり、手摺りの役目も果たします。
以前は小柄なお母さんがなんとか入れる狭さだったトイレも、リフォーム後はバリアフリーの広々としたスペースに。トイレは、1階と2階の両方に用意して、階段の上り下りの回数を減らしています。
手摺りを持って入れるお風呂は、浴槽自体も、その縁が掴みやすいよう丸みを帯びたデザインになっています。もちろん、もうガスの元栓の開け閉めに外に出る必要はありません。
40cmの段差が取り払われ、バリアフリーになった物干し台。ここから入る日差しは部屋の隅々まで届き、昼間は照明の必要なし。
寝室は、2階から1階に移し、お母さんの膝の負担を軽くするため、布団からベッドになりました。お母さんの様子がいつでも分かるようにと、依頼者も同じ寝室に。
夢のスパイス教室
「将来自宅でスパイス教室を開く。」依頼者のその夢が実現するように「匠」はリフォームでお手伝い。
シンクの裏に埋め込まれたスパイスラック。沢山の種類のスパイスが並び、かなりの重量がありますが、ダンパーが付いているので、片手でヒョイと引き上げることができます。
普段はお母さんと二人で使うダイニングテーブルは倍の広さまで広げることができ、キャスター付きの収納棚をベンチとして使えば、大勢で囲めるスパイス教室仕様に早変わり!
そして夢を象徴するかのように、リビングの天井には「匠」がスパイスの小瓶で作ったシャンデリアが輝いていました。
充実した収納
狭小住宅で重要視されるのが収納。「匠」は、あらゆる空間を利用して収納スペースを確保しました。
緩やかになった階段の下はもちろんのこと、寝室の畳ベッドにも収納スペースを作りました。2つのベッドを合わせれば大容量の収納です。
2階のリビングには壁の厚みを活用した飾り棚が造り付けられ、その横にはクローゼットと、無駄無く空間を利用しています。
キッチンも収納が充実。壁に作られた棚は、収納力だけでなく、あえて扉を付けないで見せる収納でレイアウトの楽しみも。そして、天板に厚みを持たせることで、便利な作業台としても活用できます。
極めつけは、ダイニングテーブルに光を落とすダウンライト。それ自体が吊り戸棚としての機能を持ち、ダンパーを内蔵しているので、楽に上げ下げすることが出来ます。
千葉県千葉市若葉区
かしの木建設株式会社
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